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愛妻記 (1959)

監督
久松静児
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3.00 / 評価:4件

貧しくても明るく!

  • bakeneko さん
  • 2009年11月6日 15時51分
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

戦後期を代表する私小説作家として知られる尾崎一雄の、夫人との馴れ初めと新婚時代を、ユーモアと厳しさを交えながら描いた代表作『芳兵衛物語』の映画化作品で、後に(1973年)NHK銀河テレビ小説で連続ドラマ化された、庶民喜劇&人間ドラマ&人生訓話の名作であります。

早稲田の学生街でボヘミアン的生活を送る、主人公と友人達&市井の人々の人生模様を、主人公とヒロインの風変わりな恋愛の進行を軸にして生活感たっぷりに活写した明朗な作品ですが、端々にシビアな現実の冷風もしっかりと見せて軽やかな中にも深みの或る感銘をもたらしてくれます。
フランキー堺は、いつもの狂騒曲的な演技を抑えめにして内向的な面もある主人公を上手く演じていますし、司葉子も(流石に他に比べると見劣りしますが)頑張っています、そしてこの時期の“怖い嫁No.1”の白川由美と抜群の上手さの乙羽信子の他にも、藤木悠や藤原釜足らが脇を固めています。そして、橋役的な登場人物までを複数交錯させても明快で楽しくて、庶民社会を俯瞰させてくれる様な親近感と生活感を浮かび上がらせる作劇には脱帽させられるのであります。

序盤の“登場人物の紹介”から、中盤の“人物間の関連性の発展”を経て、終盤の話の大筋が決まってからの“細やかな心理のアンサンブル”が真骨頂の作品で、“陽気な語り口”を楽しみながらも、さりげない御話の中に含まれる“多くの心理”に唸らされる傑作であります。

肩が凝らないで楽しめる、全年齢的にお薦めの作品ですが、結構“大人のテーマ”も内包しています。


ねたばれ?
昔は、簡単に引っ越し出来たのだなあ!

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