ここから本文です

キクとイサム (1959)

監督
今井正
  • みたいムービー 11
  • みたログ 46

3.58 / 評価:19件

本当は国の戦争責任、キクの強さに甘えるな

  • 百兵映 さん
  • 2013年7月30日 12時51分
  • 閲覧数 1006
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

 キクは今60代後半、そろそろ70歳になる。大変な困難との闘いであったろう。それは言葉ではいい尽くせないものだろう。お孫さんたちに囲まれて幸せな日々であろうと思う。そう願う。

 こういう村で、いいお婆ちゃんのもとで、健康に育てられ、まだしも幸せであった。お婆ちゃんのご苦労も大変だったろう。

 キクと同じ境遇の子が全国にどれだけ居ただろう。戦争によって生まれた悲惨な状況を、村社会の対応に任せ、気丈夫なお婆さんに押し付けて、国や社会の責任を果たせていなかった時代だ。
 キクは強いから、観る者にいくらかの安心感を与えてくれる。ちょっと救われる気がする。だからといって、本人の生き方の問題、関わる個人の問題に閉じ込めたらいけない。こういう問題にどう向き合うかによって、国の大きさ(実力?尊厳?)が示されようというものだ。

 キクとイサムは何人も何人もいる。個人や家庭の問題に閉じ込めるべきではない。村も国も、手厚く遇すべきだ。彼女たちの強さ・明るさに甘えてはならない。

 

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ