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或る剣豪の生涯

bakeneko

5.0

ネタバレ三船版「シラノ」

“三銃士”の時代に実在した剣客“シラノ・ド・ベルジュラック”(モリエールと交流もあったとか)を題材にした19世紀末の演劇「シラノ・ド・ベルジュラック」は、日本では、“白野弁十郎”として翻案されました。舞台は幕末期の京都で主人公は会津藩の武士となっています。 本作は、稲垣浩が更に脚色を加えたもので、舞台は戦国時代後半の京都で、主人公は石田三成配下の豪傑となっています。ヒロイン(千代姫=ロクサーヌ)役は司葉子、恋の手助けを受ける若武者に宝田明、他に、河津清三郎、藤原釜足、三好栄子 、淡路恵子 、平田昭彦、田中春男、中北千枝子、若山セツ子、堺左千夫、稲葉義男、天本英世らが大挙して出てくる東宝オールスター時代劇で、ちょっとやりすぎの三船のメーキャップから、音楽の(ゴジラの)伊福部昭の荘重な音楽も見物であります。 歴史上の人物がふんだんに物語に絡んでくる&かなり原典から離れた作品ですので(原典を知っていても)展開の読めなさにハラハラ出来る作品で、いつもは女に見向きもしないキャラクターの三船が恋情に悶々とする様子を笑える娯楽作であります。 ねたばれ? 鼻はとにかく、眉は剃ればいいじゃん!

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