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闘争の広場 (1959)

監督
三輪彰
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3.00 / 評価:2件

学校がストだと子供は大喜びすると思う…

  • bakeneko さん
  • 2017年10月30日 7時34分
  • 閲覧数 99
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

1957年の地方の小学校での日教組vs教育委員会(文部省)の勤務評定の導入を巡っての労働争議を描いた珍しい題材の作品で、沼田曜一、三ツ矢歌子、池内淳子らが子供への教育とストライキの狭間で揺れる小学生の先生を熱演しています。
映画は教師側の視点に立って理不尽な制度を力ずくで導入しようとする権力側とのそれに焚き付けられた右派の父兄との衝突が描かれていて、もちろん、文部省役人や県会議員は官僚主義的悪として高圧的に描かれますが、教育委員会側も悪人一辺倒というわけではなく委員長:高田稔を良識のある人物として造型することで単純な善悪の対決図式を避けた現実的な社会作となっています。
教育の中立性を堅持し、子供達を二度と戦争に戦争したくないという思いが強かった時代の教師の決意の様子が映し撮られている作品で、現在の“日の丸掲揚、君が代斉唱を強制する”学校制度になる前の日本は別世界の様ですよ!

ねたばれ?(勤務評定導入の経過)
1957年から教育委員が公選制から自治体の任命制に変わったのを受けて、まず財政赤字で教職員の定期昇給にも差し障りがでるようになった愛媛県愛媛県の教育委員会が、昇給停止の論拠とするために教育員会が校長に教員の勤務成績を評定させ、教育委員会に報告させる管理制度の実施を強行します。これを前例にして文部省は全国の都道府県教育長協議会に同様の勤務評定の全国的実施を要請して、これに対抗して日教組はストライキを含む反対闘争を展開しますが、1958年に勤務評定は原則的に全国の学校に取り入れられ、以後文部省と教育委員会は学校と教師の活動を制限する恰好の道具として活用を始めます。

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