ここから本文です

水戸黄門 天下の副将軍 (1959)

監督
松田定次
  • みたいムービー 1
  • みたログ 13

4.25 / 評価:8件

進藤英太郎の大坂なまり

  • oldfilmer さん
  • 2009年3月26日 17時23分
  • 閲覧数 607
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 水戸光圀は水戸藩主を辞し隠居する際、兄を藩主に押し立て、我が息子頼常(中村錦之助)を高松藩主に据えた。だが、その頼常は高松藩とは折り合いが合わず、孤立していた。それに耐えるなか、乱心を装って臣下の企みを探る日々を送っていたが、頼常の悪い噂が世情を揺るがすまでに至っていた。その情勢に気付かなかった水戸光圀が高松入りを果たす。

 進藤英太郎はその高松藩の大坂蔵屋敷留守居役を演じている。大坂商人に成り済ました進藤演じる留守居役は極秘に江戸に入り、水戸光圀に高松藩の事情をそれとなく告げるのであるが、その大坂商人振りが堂に入っているのが目をひく。進藤英太郎の芸域の広さには更めて感心した。東映時代劇における進藤の存在の大きさはやはりもっと注目されていいと思われる。

 宿場の遊女おはるを演じる丘さとみも光っている。おはるは実は高松藩で暗躍する家老の落胤であったことが判明するが、その底抜けの明るさが素晴らしい。しかも女のいじらしさもしっかり演じている。

 大河内傅次郎は光圀のご用人を演じているがユーモアを備えた貫禄ある人物として大河内としては珍しい役がらを見事にこなしているのも注目される。また、三島雅夫が大阪城代として短い出番ながらきらりと光る。美空ひばりは女性っぽい役がらの方が、男っぽい役がらより合っているのはないかとさえ思う。

 娯楽作品とはいえ、作品として立派である。ただ、高松藩の暗躍する勢力にもう少し焦点を合わせた方がもっと見栄えがしたという気がする。



 

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ