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海流

海流

95

bakeneko

5.0

ネタバレ皆サングラス!太陽が眩しかったんだろうな

男性的な山岳小説で有名な新田次郎が,珍しく週刊女性に連載した“海洋恋愛譚”の映画化作品で,戦後初の大規模な沖縄ロケが行われたことでも有名な映画であります。 1959年の沖縄ロケでの風物を興味深く照会しながら,“海洋冒険”+“運命的な恋愛”+“戦友との友情とその妹の慕情”と盛り沢山な内容をぎゅうぎゅうに詰め込んで展開する作品で,原作よりも出来事を急ピッチで展開させすぎて“1ヶ月前後にしては物事が起きるのが早すぎる&御都合主義&急転直下のエンディング”の映画となっていますが, まだ“アメリカ”だった沖縄の街と建物&車 復興していた建物や伝統 当時のフィルムでは強すぎる日差しによって異質な陰影を生み出している風観 そして,なにより美しい自然と住民の表情 を,名所めぐり&旧跡紹介を挟みながら見せてくれます。 サングラス着用で顔が良く見えない男優陣と対照的に,岡田茉莉子さんは強い日差し&海辺の状況でも日焼けを恐れずに25歳の美貌を魅せてくれますし,現地の髪型や民族衣装&伝統着物等,一人で沖縄の美を頑張って紹介しています(何と伝統舞までも!)。 物語り的には“ちょっと詰め込みすぎ”な映画ですが,岡田さんの頑張りと貴重な沖縄の当時の映像は必見だと思いますよ! ねたばれ? 服を着たまま(靴まで履いて)あんなに泳ぐなんて… おまけ-(レビュー項目が無いので,北欧映画上映会の作品の紹介を) ”この年頃の男の子は女の子よりも昆虫の方が好きなんだぜ!” 「真実の恋」 監督:アンネ・セウィッツキー (2011年)/ノルウェー83分 女性監督の“女の子視点”が瑞々しい“ガーリームービー”の佳作で,10歳のヒロインを中心とした“淡い恋のスクランブル”を快活に魅せてくれます。 「やかまし村シリーズ」や「ロッタちゃんシリーズ」等,子供視点映画で見事な“児童感性”を思い出させてくれる北欧映画ならではの“小学生の恋愛感覚”で子供の頃の“陽光に包まれた世界”に還してくれる作品で, 万国共通の“女の子の淡い恋”を清々しく見せて,元気をくれる映画であります。 主演の女の子以外にも可愛らしい子供たちが一杯の作品で,北欧では“もてる女&男の子のタイプが東洋の価値観と違う”ことも目から鱗で,原色&淡い色彩中心の北欧のファッションや本格的な自転車,住居の選定システムも興味深いものがあります。 小学生の女の子と一緒に観ることが出来る作品で,万国共通の女の子と男の子の恋愛感情の発達の違い等,子供時代を思い出させてくれる映画であります。 ねたばれ? 英語の先生の発音はしっかり北欧訛りです!

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