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巌流島前夜 (1959)

監督
大曾根辰保
  • みたいムービー 1
  • みたログ 2

5.00 / 評価:1件

そうだったのか巌流島!

  • bakeneko さん
  • 2010年10月14日 12時37分
  • 閲覧数 189
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

宮本武蔵の巷説に上手くフィクションを融合させた“巌流島決闘秘話”としての梅林貴久生の脚本が光る“知的娯楽時代劇”の野心作であります。

知名度の高い伝説や歴史的な事象にフィクションを絡めて“あの御話の真相はね~”と意表をつく解答を提示して楽しませてくれる作品は、そのエピソードを知っている者に“知的興奮と共感的愉しみ”をもたらしてくれます。
例えば、
“第7騎兵隊は何故無謀な突撃をしたのか?”(「小さな巨人」)
“モーゼがシナイ山で石盤に刻まれた十戒を貰った理由は?”(「オー・ゴッド」)
“ヒトラーが画家にならなかった訳は?”(「アドルフの画集」)
等、歴史的人物や芸術家のエピソードが沢山この種の映画化の材料にされています。

本作は、巷説で有名な“宮本武蔵vs佐々木小次郎”の決闘を中心として、黒城玄蕃というフィクションの侍と武蔵の友情を軸にした、敵の必殺技の破り方の編み出し方、決闘に遅れた理由、武蔵が独身を貫いた訳...等が快刀乱麻を断つ如く示されて行きます。更に、詳細な情報を上手く織り込んだストーリーは従来の通説を生かした面白さだけではなく、“弱気な武蔵”や“猟奇的な小次郎”といった常識破りの視点も見せてくれます(そして、クライマックスの決闘の場面では通説破りの...)。
松竹作品ということで、東映等の活劇に比べるとちょっとウエットな部分がありますし、ラストの決闘を除いて殺陣も大人しめなのですが、情緒的な部分はしっかりと描き込まれた作品であります。

もちろん時代劇&武蔵ファンにお薦めの作品ですが、蘊蓄を生かした知的楽しさもあるので、推理ファンも楽しめると思いますよ。



ねたばれ?
それで、武蔵はたくさん鳥の絵を描いたのね。

詳細評価

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