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霧ある情事 (1959)

監督
渋谷実
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3.33 / 評価:3件

現代の“道行物”は...。

  • bakeneko さん
  • 2011年12月6日 10時23分
  • 閲覧数 401
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

船橋聖一原作の渋谷実監督に依る映画化で、境遇への不満と偶然の重なりから一緒に逃避行することになる―建築会社の妾と秘書の運命の流転と道行―をドライな展開中にも鋭い人間描写で描いた佳作であります。

本作は、江戸時代の心中物の名作を、現代的に換骨奪胎した映画であると言えます。

呉服屋の御新造→社長の2号
手代→秘書
として、それぞれの境遇や不満、そして偶然の出来事をリアルに描きながら、“逃亡の道行”と転落していく経過を、情愛と人間の運命の不思議さで見せてくれます。ヒロイン達の情感の高揚と追い詰められていく心理が古典と同様に深く描かれる一方で、徹頭徹尾現代的でリアルな展開で、そうそう“ロマンチックに昇華できない”現実を曝け出す=“意地悪な作劇”は、渋谷実の真骨頂であります。
俳優陣はそれぞれ頑張っていますが、ヒロインを見事に背負って深い情緒の機微で魅せる:岡田茉莉子とダメ親父を抜群の現実感で体現している:菅井一郎が圧巻であります(そして本作は芳村真理の松竹入社第一作でもあります)。

ちょっと意地悪な展開の“人間&恋愛ドラマ”で、古典の知識が有るとより楽しめますよ。


ねたばれ?
サイダーで薬を飲むのは難しいと思う。

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