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浮草

浮草

119

微糖コルレオーネ

4.0

独特の構図と昭和らしさ

愛憎劇をここまで物静かにやるのがすごい。小津安次郎監督の浮草、昔から聞いたのですが本格的に鑑賞! 独特の構図はこの映画の中でも健在、まるで視聴者にかたりかけているかのような真正面からのカメラワーク。最初は非常に違和感を覚えたがだんだんと慣れてきて、自然な演技する役者さん達に、自分もこの映画に参加していると言う錯覚に陥りました。 今でいう「メゾット」に頭がいっぱいで、狙った芝居や演技ばかりする役者の目を覚まさせるには充分だと思います。 日常生活である自然こそが1番出しにくい芝居なのだ! 冒頭の劇団がふざけあってみんなで「♪忘れちゃいやよ 忘れないでー」を歌うシーンがなぜか二週目でジーンときた。

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