薄桜記

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薄桜記
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(9件)


  • とし

    4.0

    2020年10月31日 映画 #薄桜記 (1959年)鑑賞 忠臣蔵のスビンオフ的な作品 高田馬場の決闘から吉良邸討ち入りまでにつながる話を #堀部安兵衛 = #勝新太郎 と片腕となる剣士を主人公にしたお話 片腕の剣士、#市川雷蔵 とその妻の夫婦愛が美しくてよかった

  • kih********

    2.0

    いや、もう結構です。

    忠臣蔵にまつわる外伝・異聞の類。正調?忠臣蔵があまりにも有名・人気であって、忠臣だけでも四十七士というのだから、少なくみても四十七話の外伝・異聞があろう。『薄桜記』もそのひとつの『記』ということだろう。  「忠臣」蔵というからには外伝・異聞であっても、「忠臣」の記でなくてはならない。それは武士の憲法であろうから、この『記』の男たちも忠臣として生きるのが至上命令である。  正調も外伝もこれまで多くの作品を観てきたが、そろそろ飽きがきた。男たちのひたすらな忠臣の志も、生きざまも、「忠臣」の繰り返しであり、「忠臣」の枠の中のことだ。価値観のすっかり入れ替わった現代にも通じる忠臣蔵 新伝や新説といったものはないか、と無いものねだりの気分だ。  仇討ち・破門・仕官、という男の美学に、恋慕・貞節という女性の美学が、大枠としては忠臣の美学にまとめられる。結末が分かっているのだから、観るべきは役者さんの演技だけということか。この外伝の場合は、どの役者さんのどの場面の演技を鑑賞すればいいのだろう。

  • ymo********

    5.0

    修羅妄執の世界じゃのう

    角川シネマにておこなわれた「雷蔵祭 初恋」にて鑑賞しまた。 古い作品ですので映像・音声共に良い状態とは言えません。特に音声に関しては聞き取りにくい場面が度々見受けられます。 ”あの男に初めて会ったのは” ”高田の馬場に駆けつける途中” ”中山安兵衛” ”丹下典膳” ”千春” ”この恋のために生き、この恋のために死のうと” ”千春こそ我が命” 物語は、いわゆる忠臣蔵の外伝的なお話で火事装束で吉良邸に向かう安兵衛の回想する形で進みます。高田馬場での決闘での出会いから二人の剣豪が想いを寄せた千春との恋の顛末とその後に待ち受ける悲運を描きます。 市川雷蔵と勝新太郎と言うスターの共演ですのでどうしてもどっち付かずな感が否めず結局はどちらにも感情移入して見ることが出来ない中途半端さや美しくはあるもののしなを作る仕草や媚びたような話し方をする真城千都世(千春)の演技には辟易をさせられます。ただ、そんな中武門としての男の生き様を含めて現代的な思想からはかけ離れているのが不可解であると同時に惹かれる側面あり興味深い物です。 ”修羅妄執の世界じゃのう” ”好きなればこそ” 見せ場は何と言っても丹下典膳が千春を陵辱した五人組とその仲間一統との戦いで隻眼隻腕の丹下左膳をもでっていることからも手片足での立ち回りになります。まともに立ち上がれない典膳ですので泥臭い戦いではありますが鬼気迫るその姿は痺れますし二人の愛の絆にも涙させられます。もちろん、最近の作品のようにリアルに手や足が切断されたり内蔵が飛び出るようなグロい表現はなくまるで竹光での戦いのようにも見えますが十分に手に汗握ります。

  • ぴーちゃん

    4.0

    真城千都世の破壊力がすさまじい

    2年前にNHKでやってた「薄桜記」がかなり気に入っていた。主演は山本耕史である。この俳優もお気に入りだ。作品もジェームス三木の脚本で素晴らしいと感じていた。先日ビデオショップを覗いたら古い邦画のコーナーに「薄桜記」があるではないか!なんと1959年大映作品とのこと。ググってみたら原作は1958年に新聞連載された五味康祐の小説なんだね~。  これは市川雷蔵とまたしても勝新です!最近勝新の映画ばっかり観ている気がします。市川雷蔵が片腕を切られてしまう丹下典膳で勝新が堀部安兵衛です。丹下典膳の妻の千春役の女優がすごかったです!この映画でデビューした真城千都世って女優さんなんですが、顔が変。どこからどう見てもキツネにしか見えないの!でも彼女の顔立ち嫌いじゃないよ(笑)おまけに典膳のお役目で新婚なのにしばらく離れ離れになるっていう状況で恋しい典膳に会えないさみしさを紛らす一人芝居の場面があるのですが、これが爆笑モノ!いまさらながらNHKのドラマの出来がどれほどよいかっていうのを思い知らされました。まぁこの作品もそれなりに味わい深いんですけどね~。 物語の途中で典膳は隻腕になるわけですが、さらに進むと敵に発砲されて片足を撃ち抜かれてしまいます。つまり隻腕隻脚になってしまいます。クライマックスのこの殺陣がずごいです。市川雷蔵ほとんど寝転がってます。それでも強い!これはこれでアリだと思います。勝新の堀部安兵衛いいです。

  • ser********

    4.0

    大映時代劇という芸術(アート)

    時代劇はただの殺陣回りだけが全てではない。今の豪華絢爛なハリボテみたいな時代劇とは対照的に、リアルさと重厚さでまさに映画における芸術の質を高めたのが大映という会社が作り出した時代劇。黒澤の時代劇の凄みも実はここから来ているといっていい。そんな中で最高を極めた作品の一本がこの作品。なんという美しさ、なんという悲壮感。クライマックス、雷蔵が半死半生のまま、雪がチラつく中で見せる殺陣回りのなんと美しい事!私にとって日本で最高の役者だと信じている市川雷蔵が、その個性を最高に魅せた一本は、同時に大映時代劇が日本の時代劇の真髄を担っている最高の一本だと信じて疑わない日本人好みの時代劇。

  • kor********

    4.0

    ネタバレいつまでも待つわ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • いやよセブン

    5.0

    忠臣蔵外伝

    原作は五味康祐、監督は森一生、1959年の大映映画。 中山安兵衛(勝新太郎)の高田馬場での決闘で顔見知りになった丹下典膳(市川雷蔵)、二人は同じ女性千春を好きになるが、千春は丹下典膳と結婚してしまう。 高田馬場で名声が地に落ちた道場の数人が、恨みを晴らそうと安兵衛を襲うが、たまたま居合わせた同じ一門だった丹下典膳にやられてしまう。 命は取り留めたが、破門されてしまった五人は典膳不在の屋敷を襲い、千春を手篭めにしてしまう。 妻を辱められた典膳は、妻に汚名が残らないようにしたあと、離縁するが、妻の実家で右腕を切り落とされてしまう。 姿を消した典膳、実家が上杉家の家来だった千春、養子となった堀部安兵衛、赤穂浪士の討ち入りが迫る。 まるで舞台のような台詞の言い回しだが、時代劇はこれがいい。 市川雷蔵のかっこよさは最高!

  • ********

    4.0

    感嘆詞がない

    1959年。森一生監督。高田馬場の決闘にかけつける堀部安兵衛(勝新太郎)が途中で出会った旗本の丹下典膳(市川雷蔵)との間でくりひろげる愛と復讐の連鎖。赤穂浪士の討ち入りに至るまでのサイドストーリーで、いかにも歌舞伎にありそうですが、原作は当時の小説ですから歌舞伎そのものというわけではないらしい。片腕になってしまう「丹下」といえばどうしたって丹下左膳を思わずにはいらせませんが、そちらへの言及はなし。 丹下の妻(真城千都世)をめぐる三角関係とそれゆえに成立する男の友情の話。腕が斬られようが妻が男たちに犯されようが、何があってもカットやカメラワークで劇的な場面をつくろうとせずにすいすいと進んでいく驚くべき単調さです。驚くべき事態も感情の起伏も当然のように流れていく。「なに!」とか「え!」とかの感嘆詞がない映画。復讐の連鎖に葛藤がなく当然のように復讐に向かう。何が起ころうと誰もが即座に受け入れる。すごい映画です。 腕を失い足を失って這ってまで戦う雷蔵の悲壮感と、五大満足で大地を踏ん張っている勝新の対照は鮮やか。どちらも若い。

  • spa********

    5.0

    雷蔵

    雷蔵の腕が切り落とされて床に落ちたボソッという効果音がたまらん。 最高の時代劇!

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