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「通夜の客」より わが愛 (1960)

監督
五所平之助
  • みたいムービー 3
  • みたログ 10

3.80 / 評価:5件

確かに動いたよね

  • bakeneko さん
  • 2013年10月10日 7時26分
  • 閲覧数 990
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

井上靖の“猟銃”、“闘牛”と三部作を成す短編“通夜の客”を、女性を描かせたら定評のある五所平之助が有馬稲子をヒロインにして撮りあげた作品で、ヒロインの一人称で語られる一途な愛情が田舎の山村の自然と共鳴して爽やかな反響を残しています。

原作者の自伝的(このころ井上靖は、東京のふみ夫人と京都の愛人の白神喜美子との板ばさみに苦しんで?いました)短編の映画化作品で、少女のころから憧れていた新聞記者の山村での一人での創作活動に、押し掛け女房的に同棲するヒロインの一途さと短期間に燃焼した想いを、豊かな自然と純朴な村人との交流の中に活写しています。

ヒロインの一人称的な語りと五所平之助のズーム主体の構図が、繊細な女心を浮かび上がらせている作劇で、ヒロインの有馬稲子(27歳)の全盛期の美しさも必見の作品であります(まあ、”中年男性の勝手な御話だなあ”と感じる方もいらっしゃるでしょうけども…)。

ねたばれ?
本作が上映された2013年10月6日のラピュタ阿佐ヶ谷には、有馬稲子さんがいらっしゃって映画について裏話を語ってくださいました(今でもとびきり美しく生き々として気風の良い関西女性でした♡)。
1、本作の舞台となる山村は中国地方(鳥取)なのですが、ロケ地は日本アルプスを望む山村だったそうで、スタッフや役者が1カ月以上分泊して映画を撮り上げたのだそうです(中国地方出身者には山の形の違いが判りますよね)。
その際、泊まったおうちで20日近くも有馬さんが手料理を振舞われたそうで、お世話になった家のお子様から“お姉ちゃんの紅いご飯(チキンライス)おいしい!”と懐かれたそうです。
2、共演の佐分利信さんは役柄同様とても無口な方だったそうです。
3、“猟銃”、“闘牛”、“通夜の客”の三部作の1作である「猟銃」は映画のヒロインを岡田茉莉子さんが演じていますが、元来は有馬さんが有力候補だったそうです。しかし、その前の映画-岡田茉莉子さんが演じると思っていた「もず」の主役を、有馬さんが取った形になった為に、「猟銃」ではヒロインを譲らされたと語られていました(この時期以降2人の共演が無い理由が分かった気がします-名女優の役への執念って…)。

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