ここから本文です

女経(じょきょう) (1960)

監督
増村保造
市川崑
吉村公三郎
  • みたいムービー 10
  • みたログ 49

3.47 / 評価:17件

同じ結末とはいえ・・・

  • 文字読み さん
  • 2010年6月20日 21時54分
  • 閲覧数 1287
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

1960年。増村保造、市川崑、吉村公三郎監督。村松梢風の小説を三話オムニバスに。それぞれ若尾文子、山本富士子、京マチ子が主役となってそれぞれの女性の金と愛をめぐる話になっています。残念なのはみんな結論は一緒で「それでも私は金のために生きるわ」という女性が一人もいないこと。いずれの話も最初は金を目的に生きている女性が最後に愛の大切さに気付くということになっています。原作がそうなら仕方がないけれど。

それぞれ監督の特徴がでていておもしろい。増村監督は若尾文子を使うところですでに監督らしいのですが、嘘をつきまくって男を手玉に取るホステスが本当に惚れてしまった金持ちのぼっちゃんとの愛から身を引く話。全編まったく暗いところがない。映像にも影がないし、若尾文子もずっと明るい。

市川監督は前半の山本富士子が謎を振りまき、後半で謎解きというミステリー仕立て。暗いばかりの前半と明るい後半が対照的です。前半は幽霊のような山本富士子が愛を見つけて最後にみせる明るい笑顔がすばらしいです。ミステリー映画の監督。

吉村監督は京都の町のロケ撮影がとにかくすばらしい。薄い青色のような空気。クレジットの3人のカメラマンは誰が何話を撮ったのかわかりませんが、まず間違いなく宮川一夫が撮ったのでしょう。屋内撮影でも陰翳が効いていて、金と恋をめぐる京マチ子の心中を光と影で十分に表現しています。3話のなかではこれが一番すばらしい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ