香川京子の小手返し♡
- bakeneko さん
- 2016年7月20日 7時16分
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- 総合評価
「時代の驕児」(1932年)稲垣浩監督のリメイクで、俳優が片岡千恵蔵→大川橋造、高津慶子→香川京子(一人2役も踏襲)と若返っています。義賊として持て囃された鼠小僧次郎吉のエピソードゼロ的誕生譚で、“博打好きの男が何故大名屋敷専門の泥棒となったか?”が語られていきます。
加藤泰の演出は稲垣浩に比べてやや重く現実的なので、
いとも簡単に何度も大名屋敷に忍び込めてしまう
ヒロイン達の危機に“虫の知らせ”で、主人公が現れる
その際何の必然性も無く変装している(千恵蔵版だと、“ああっまたか”で済むのですが-笑)
クライマックスで逃げたはずのヒロイン達がまだ付近をうろうろしている
主人公がわざわざ追っ手が居るほうに引き返して大暴れをする
史実と劇のエンディングが異なる
-といった粗も目につきますが、
純朴な娘と凛とした中老を演じ分ける香川京子
悪徳十手持ちを怪演する上田吉二郎
-の2人の好演はリメイクが勝っていますよ!
ねたばれ?
偽名は使わなかったのね!
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