ぼんち
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
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予告編・動画
作品レビュー(20件)
- 0calorie
5.0点
今は亡い船場言葉も文化も女優達も雷蔵も本当に美しい。 後世に遺したい名作。
- aki********
4.0点
船場言葉が皆様とても美しい。 お召し物も美しい。 役者さんも美しい。 そしてラストの風呂場のシーン! 生の女が生々しく…!! 市川雷蔵さんの色気もたまらない。 ただ、山崎豊子氏の原作は長すぎるのでストーリー展開が端折って早すぎではありました。
- cek********
4.0点
むかしの「なにわことば」ってこんなに品と情があったんだとしみじみ。 序盤ちょっと話がザクザク進み過ぎる感があるんだけど、さすが巨匠市川監督、人間(特に女性)の業をこれでもかってくらいちゃんと描いてはります。 市川雷蔵はさすが。「もうちょっとしっかりしなはれ!」としかり飛ばしたくなるぼんちをしなやかに好演。 すばらしい女優陣の競演を観るだけでも価値ある一本。 ラスト、若尾文子、京マチ子、越路吹雪の入浴シーンの……あえて言おう「どエロさ!」市川崑監督、あなたのスケベさに感服、敬服、眼福!
- hor********
4.0点
スピーディーに話が進み、邦画的なまどろっこしさがなく好感の持てる展開。 若旦那の人の好さは父親譲りかな。 最初いけすけない若旦那に見えたが、だんだん温かみのある人に見えてきた。 それに比べて女ども、、
- bar********
4.0点
ぼんち。市川雷蔵と市川崑の市川コンビによる映画ですね(^_^) 山崎豊子が原作の本を書いた。いやあ、良作だったと思います。見事に大阪の生活情景が活写されており(といいましても昭和初期の実態など少しも知りませんが、リアリティがあると感じました)、昔の艶のある風情がよく映されていました。 懐古主義者の言い分にはあまり耳を貸したくないと思っておりますが、少しは過ぎ去った時代に思いを馳せる楽しさが分かったような気もします。あのころは○○だった……私はそういった言葉が大嫌いでしたが、昔の日本人の心というものに触れられるような、このような映画を見ると、まるでそのときにタイムスリップしたような感覚が生まれ、自分の奥に眠っていた古い日本人としての情が、(それは嫌な、陰湿なものも含むのですが)ふつふつと目を覚まして呼びかけてくるように感じました。 市川雷蔵の演技も見事ですし、さまざまな女性たちの演技も高水準で素晴らしいと思います。音楽も高クオリティで印象的でした。また数々の女性遍歴も変化に富んでいて、飽きさせない作りになっています。 ですが演出においては、最高クラスと呼ぶほどではなく、普通よりは良いというレベルに留まったと思っています。静かに少しずつ淡々と、ストーリーは描かれていくのですが、ちょっとメリハリといいますか、刺激のコントロールがうまくなかったかなと感じられました。生活描写に力を入れるあまり、全体としてのテーマの表現が弱くなっているように感じます。これで強烈なテーマ性があったらよかったのですが、日本小説にありがちな「おとなしい、優等生的で性格的に欠けたような」ストーリーの流れになっていて、他の傑作などと比べるといまひとつパワーがない。人間の奥底をえぐるような、人間の魂を揺り動かすような、強烈さがない、なるほど美しいのはそうだけれども、あってもなくてもいい、存在の軽さといいますか、そういう日本文学界に特徴的な弱点が出ちゃっていると思います。原作の罪かもしれませんが。 もちろん強烈なものを描けば、それだけ美しく描ききるのが難しくなります。それがちょっと頭の痛いところです。ですが海外の作品はそういうところが上手なんですね。スケールが大きくて、そしてさらに深遠な、それでいてしっかり自己完結している世界を持つ偉大なストーリー制作者がたくさんいます。 関係ない話でしたね(笑) この映画は日本小説を下敷きにしているせいか、その色がとても濃く出ていましたので、つい脱線してしまいました。名作というほどではありませんが、見ればきっと「よかった」と思える作品だと思います。
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