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大陸横断超特急 (1976)

SILVER STREAK

監督
アーサー・ヒラー
  • みたいムービー 30
  • みたログ 206

3.67 / 評価:96件

ジャンルのるつぼ。

中2あたりに日曜洋画劇場で観て大興奮した映画のDVDを先日発見して思わず買ってしまい、本日鑑賞。

今から長文書きますが、この映画ただものではない!これだけ分かっていただければ後の駄文は読まなくて大丈夫です。


以下、駄文。
生まれた時は万雷の拍手をもって迎えられたニューシネマの、ひたすら繰り返されるアンハッピーエンドや若者の敗北に疲れ果てたアメリカ映画界。そこに現れた救世主は「ロッキー」であり「スター・ウォーズ」であったのですが、「大陸横断超特急」はアプローチこそ違えどロッキー&SWの同期。映画が映画らしさを取り戻していった時代の代表作。だと僕は思ってます。あ、ニューシネマも大好きですよ。いまでも見ますから。

ロス発シカゴ行き「シルバー・ストリーク」2日半の旅路で巻き起こる大騒動。ジャンルは何かと聞かれたら、大人の会話で笑わせるコメディだと答えますが、この映画の前ではジャンルという言葉は完全に意味を失います。
ジーン・ワイルダー(俳優としては少し苦手なのですが)とジル・クレイバーグ(めちゃ魅力的!5年前お亡くなりになった…)のやり取りが粋だ!都会のアメリカンは皆あんな洒落た会話をするんだろうなと思ってました(笑)もし今後妖しく誘惑されることがあればあんな風に切り返しながらしかるべき方向に進みたいものだ!
さらにリチャード・プライアー(これまた少し苦手)が中盤から絡んできては、小刻みに笑えるセリフを放り込んできます。本作に関しては苦手な俳優2人があまり気になりません。

この映画の何が凄いって、コメディをベースにしながら、そこに、ヒッチコックばりのサスペンスからラブロマンスからアクションから「世界の車窓から」的旅情からパニックまでを放り込みながら全てを回収しきってしまうのが凄いッ!広げた風呂敷はちゃんと自分で畳むッ!

監督アーサー・ヒラー(ある愛の詩)
脚本コリン・ヒギンズ(大傑作ファール・プレイの脚本兼監督)
音楽ヘンリー・マンシーニ(スペースバンパイアの勇壮なオープニング!いや、ピンクパンサーを先に言え)

といった本物の映画職人たちが精魂込めて作った、もう一回言いますが、本当に映画らしい映画なのです。

もしご覧になる場合、
洒落た会話を楽しみたいなら字幕で、
笑いの角度を上げたいなら吹き替えでお楽しみください。職人・故広川太一郎さんです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
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