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死者との結婚 (1960)

監督
高橋治
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4.50 / 評価:2件

日本では拳銃所持は許可されていないと思う

  • bakeneko さん
  • 2011年7月3日 14時09分
  • 閲覧数 403
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

ウイリアム・アイリッシュの同名原作の日本を舞台にした翻訳版で、才気奔り過ぎていろいろと“失敗”していますが、原作の面白さで一応ミステリードラマとしては及第点となっている作品であります。

ミステリーベストでは必ず上位に入ってくる“幻の女”(映画作品もあり)やヒッチコックの「裏窓」、トリュフォーの「黒衣の花嫁」や「暗くなるまでこの恋を」、岡本喜八の「ああ爆弾」等の作者として知られるスリラーの巨匠:ウイリアム・アイリッシュの原作を日本を舞台に翻案したもので、小山明子、渡辺文雄ら、松竹大島組の若手が頑張っている作品ですが、中途半端な舞台の置き換え&物語としてのメリハリがあまり上手に盛り上げられていない―“脚本のまずさ”にちょっと残念な所がありますが、“もっと上手く出来ただろうに!”と思いながらも、オリジナルの持つ“緊迫感に満ちた設定”に目が離せないサスペンスとなっています。
「追いつめられて」や「ヨーロッパ・ヨーロッパ」の様な“素性隠し”を核にした物語で、ある事情で素性を偽って資産家の家庭に入り込んだ女性の、“他人に成り済ました正体がばれるか否か?”のサスペンスなのですが、ヒロインが無神経にマスコミに顔を晒したり、第3者に簡単に本当の素性を話してしまったり、正体がばれても当人が庇ってくれたりする展開は緊迫感を削いでしまっています。ただ、終盤の恐喝者の出現から→2次犯罪→意外な結末に至る作劇は見事に観客の心理の裏をかいて、あっと言わせてくれる所があります。

擦れた推理ファンは“もっと面白く翻案出来るのに~”と歯がゆい思いをするかもしれませんが、強引な犯人と真相&妙に気取った台詞&音楽の違和感も含めて、ちぐはぐながらきちんと娯楽作品している映画であります(見事な語り口の原作と比較するのも一興かと..)。


ねたばれ?
船室の扉を開けたら“いきなりザッパーン”には笑いました。

詳細評価

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