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流転

流転

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bakeneko

5.0

ネタバレ正規雇用までの道は遠いなあ~

段ボール箱製作のトップ企業である前GPI レンゴーの社長:井上貞治郎の自叙伝を、1959年に朝日放送で放映後、大阪在住の作家の石浜恒夫が小説化、道頓堀の中座で舞台にもなった同名作品の松竹に依る映画化作品で、自叙伝の最初の1年(7刊ある小説の前半部分)のみの映像化作品であります。 明治後期の大阪や横浜の様子が丁稚目線で活写されていて、活気を呈していく日本の状況と少年期の主人公の覇気に元気を貰える作品となっていて、兵庫→横浜→大坂と流転していく少年の夢と奮闘を応援する映画であります。 当時盛況になって来た、石灰、理髪店、中華料理、石炭、風呂屋等の業種の創業時の様子も興味深く見せてくれる作品で、まだまだ隆盛だったやくざの横行や手紙もまだ墨で巻物に書いていたことも分かります。 主人公の運命の流転に一喜一憂しながら見入る作品で、もっと少年の流転の続きが観たい方は演劇or小説をお勧めいたします。 ねたばれ? 北九州&博多&薩摩訛りがごっちゃになってますけど…(関西の人にとって九州言葉は皆いっしょくたなのかなあ)

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