フランスの国宝と機関車が主役の戦争秘話!
- hoshi595 さん
- 2018年2月27日 3時24分
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戦争を芸術という視線で描いた傑作!
パリ解放間際のフランスが舞台。戦争映画ながら主役は有名な絵画と、それを運ぶ機関車という異色の組み合わせ。
主役はバート・ランカスターでスケールの大きい映画から、きめ細かい作品まで何でもこなす名優。本作品ではフランスの国宝を守ることと尊い人命を秤にかけて悩む姿がヒシヒシと伝わってくる。
共演は戦争映画らしく渋い演技の面々が登場するが、フランスを代表する女優であるジャンヌ・モローも、戦争が巻き起こす殺戮の空しさを訴える演技が素晴らしい。
こういう描き方もあるのかという戦争映画で、ただ殺し合うだけの戦争映画に食傷気味の映画ファンでも納得できる作品に仕上がっている。
モノクロながら、重厚さが出ていてかえって作品の内容にあっているし、133分の大作も一気に観てしまうほど無駄がない。
忘れてはならないのは、本物の機関車の迫力で、この映画の見所の一つにもなっている。
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