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親鸞 (1960)

監督
田坂具隆
  • みたいムービー 3
  • みたログ 5

4.33 / 評価:3件

転属に継ぐ転属…若い者は移り気だなあ~

  • bakeneko さん
  • 2013年11月26日 7時31分
  • 閲覧数 492
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

浄土真宗の宗祖である親鸞(1173年 - 1262年)の生涯を描いた吉川英治の長編作品の中から、青年期の葛藤&逡巡の魂の彷徨に焦点を当てて、田坂具隆監督&中村錦之助主演の名コンビで映画化したもので、第一部である本作は、親鸞の叡山からの下山から、法隆寺での修行、聖徳太子の建立とされる六角堂へ参籠…と自己啓発を求めて様々な修行に身を投ずる真理探究と並行して、主人公を取り巻くサブキャラクター達が末法世相の荒れ果てた京の町で生き抜いていく群像大河ドラマを見せてくれます。

共演は、中村賀津雄:弟の朝麿、千秋実:従者の性善坊、大河内傳次郎:師匠の慈円僧正、千田是也:ヒロインの父親で関白の月輪兼実、岡田英次:宿敵である盗賊、平幹二朗:ライバルである弁海、吉川博子:ヒロインの玉日姫、木暮実千代その次女、丘さとみ:弟の朝麿の恋人…らのメインキャラクターに加えて、藤川弘、徳大寺伸、吉田義夫、殿山泰司(折角の天然つるつる頭なのに坊主ではない!)、岩崎加根子、浪花千栄子、里見浩太郎(坊主で-す)、桜町弘子&花園ひろみ(色っぽい♡)らが、賑やかに出演しています。

主人公が艱難辛苦を経て自己啓発に至る過程を真摯に描いて「奇跡の丘」の和風版ともいえる作品で、クライマックスのディベート対決は“法廷もの”の様な明快な論理が痛快であります。同じ中村錦之助が成長譚を魅せた「宮本武蔵」と違って主人公が強くなるのではありませんし、「日蓮」の様な超自然を操る能力も会得しない-“普通の青年の成長”をリアルに描いた作品ですが、腕力ではなく精神に依って宿敵やライバルと対決する様子は還って現実的な緊張感を共感させてくれます。

お坊さんのお話なのに”ダイナミックな大河ドラマ性”と今日的な“若者の自分探し”で、2時間半の長尺を全く退屈させない作品ですが、全く取り纏めの無いまま同時に創られた後編=「続・親鸞」に続くので、後半も直ぐに観ることができる状態での鑑賞をお勧めします(そうしないと後半が気になって…)。


ねたばれ?
そんなに名前を連呼されても…(by仏陀)

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