地の涯に生きるもの
3.6

/ 7

29%
29%
29%
0%
14%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(5件)


  • sum********

    3.0

    DVD化希望 是非見たいです

    知床岬観光に行き、是非見てみたくなりました!

  • hkd********

    4.0

    見ていないのでDVD化を願う

    今年、羅臼へ行き、公演で記念撮影をしてきました。

  • ひでゆき

    5.0

    個人的に五つ星

    DVD化を希望します。なぜなら、他の映画評論サイトでは評価が低いですが、個人的にはぜひ皆さんに観て欲しい映画のひとつだからです。 ストーリー展開の仕方も良いし、この時代にこれほど美しく北海道の自然をカラーで撮影したことに価値があります。生き生きとした動物たちにちょっと驚くと思います。ナレーションが余計との批評も目にしましたが、川島雄三の「銀座二十四帖」で森繁がムービージョッキーというカタチでとった手法を取り入れたのでは、と推測されます。 実は私の亡くなった祖父がこの世界に生きていた人だったので、懐かしい祖父の話を何となく疑似体験できたことが自分にとってどんなにうれしかったことか。祖父は漁船の舳先に乗って船頭をしていたことを幼少時によく聞かせてくれました。手先の器用な人だったので、どんな船だったかをそこらにある端材をつかって作ってくれました。丹念に木を削り10分の1位のサイズで白いペンキを塗って完成させたそれは私にとっては、漁船というイメージとはまるで違っていました。こんなボートみたいな小さな船で漁ができるのだろうか。船頭といったってたいしたことないんじゃないのかなぁと、子供ごころに思っていました。そのころはもう引退して札幌に住んでいたし、私も札幌で生まれたので、どんな世界なのか全く想像がつきませんでした。そしてそれらのことは記憶の彼方に飛んでおりました。 最近、小津映画をきっかけに50~60年代の映画をよく観るようになり、この映画に出会った訳ですが、タイトルバックに出てくる男たちが乗った船を観て驚きました。 「じぃちゃんの言ってた通りだ、すごいな、こんなことやってたんだ」と。 祖父の生きた時代がどんな背景にあったのか、6人の子供を抱え、妻を若くして亡くした祖父の苦労と、海に生きる男らしさと、またその意外な手先の器用さまでもが生き生きと目に浮かんでくるようでした。何十年か振りに祖父に会えたような気がして幸せな瞬間でした。 あくまでも個人的な思い入れですが、この映画を撮影した当時の森繁さんと、現在ほぼ同い年の私は、ただただ森繁久彌という人物の素晴らしさに驚き、感謝と敬服の意を表するのみです。 好きな女優ですが映画では意外と代表作がない草笛光子も準主役で素晴らしかったし、ちょい役で出演の渥美二郎も充分に彩りを添えるエピソード、司葉子や山崎努もいい味を出していました。 人生も半ばを過ぎたことを感じたらぜひ観て欲しい作品です。森繁久彌という才人のこの作品に対する思いとその人生感に共鳴する部分が必ず何処かにあるはずです。これは決して古びた爺むさい映画ではなく、今でも、誰もが必ずどこかで気づかされる何かを、雄大で過酷な自然と対話することで理解していった老人とそれを自ら製作し演じた森繁久彌という人物と、そしてそれを観る自分自身で見つけられる映画だと思います。 現状では埋もれた名作と言えますが社長シリーズよりも駅前シリーズよりも大切にするべき作品だと思います。 「知床旅情」がこの映画を機に生まれたことも長く伝えて行きたいです話です。 ぜひ、DVD化してたくさんの人に観ていただきたい。東宝さんよろしく。 蛇足ながら私は駅前シリーズのロケで使われたあるビルで仕事をしております。

  • bakeneko

    5.0

    老人と猫s

    動物&児童文学作家として有名な戸川幸夫の“オホーツク老人”の映画化で、国後島、知床半島の極北に生きた漁師の一代記を骨太に描いた叙事詩的作品であります。 “この人(森繁)は本当に猫好きだったんだな~”と再確認しました(「猫と正造とふたりのをんな」等でも、猫の扱いが本当に堂に入っていましたから)。 (本題に戻って) “和製シートン”と言われた戸川幸夫の原作に沿って語られる物語は、主役の漁師を“あたかも自然の動物のひとつ”であるかの様に俯瞰的にみせて行きます。そして、少年期から青年→成年→中年→初老を経た老年期を通して、“人間の一生”を並走体験させてくれるのであります。「老人と海」や「デルス・ウザーラ」を想起させる人生&自然ドラマも丹念で、特に実際に長期ロケした知床半島の海と自然の風景は“最果ての異境の色彩”を見せて圧巻であります。 久松静児の静謐な演出と遠藤精一のカメラも見事ですし、草笛光子や西村晃を始めとした出演俳優達はみんな森繁の仲間なので、“おともだち”の確認も出来ます。 前年齢的にお薦めの骨太なドラマであります(まるでシートンの“灰色グマの一生”を読んでいるかの様な“自然と動物である人間とドラマ”で、これほどの真摯な力作は滅多にお目にかかれるものではありませんよ)。 ねたばれ? 1、グリーンピースの連中には観せてはいけません(「オーシャンズ」が裸足で逃げ出す潔さ!) 2、猫の熱演&悩殺シーン(生まれたての子猫や鷲とのガチバトルも!)満載であります(そういえば、あのあと猫達はどうなったのかなあ~)。 3、Yahoo等の情報では上映時間は125分となっていますが、105分の作品です。 4、名曲”知床旅情”がこの映画のロケの打ち上げで誕生したことは有名ですが、劇中では流れません。

  • kyo********

    3.0

    好感は持てるが

    今般の北方領土問題を考えるにつけ、表現の甘さがどうしても気にかかります。 日本映画史上屈指の名作「警察物語」を作った人の作品ですから、 雰囲気は大いに好感が持てるのですが、 北方領土問題がその後40年以上を経てもなんら進展がないどころか、 後退をしている今日、北方領土問題への日本人の処し方に問題があった、 国民の意識が希薄すぎたのに一因があると思えて仕方なく、 この映画も、そのような日本人の意識の希薄さが反映されている感じがして、 喝采を送りにくいところがあります。 北方四島への望郷は描かれていますが、 それを奪還するという意志、意欲に欠けており、 ただ運命に流される庶民を描いているに過ぎないからです。 その後40年間、この問題を前進させられなかった戦後の我々の 胆力のなさを感じてしまいます。 ============= 最後のシーンで、家族みんなが蘇り、船のに乗って主人公の老人に声をかけて遠ざかるシーンには涙せざるを得ませんでした。この映画の白眉と言っていいでしょう。 ============= 以上、辛辣ですが、「警察物語」を作った久松監督を非難しているわけではありません。 ソ連崩壊のチャンスを逃した日本の政治家の無能、バブル当時「北方領土は10年で帰ってくる」 と大法螺を吹くだけで何もしなかった「評論家」なる人物が 現在の政界で大手を振っている醜さと比べると、 なんら罪はありません。 この映画ができた昭和35年は安保条約改定の騒動の年。 映画人、インテリはこぞって反安保、左翼的傾向を示すことは儀礼であったのでしょう。 「反ソ」には微温的であったような気がする。 そういう背景もこの映画の甘さにつながっているのだと思いました。 ============= 登場人物、配役などは申し分ありませんが、総合的には減点せざるを得ない。

1 ページ/1 ページ中