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笛吹川

笛吹川

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3.0

木下恵介の前衛・実験的映像には???

まず、松竹のタイトルマークから「えっ!?」と思います。至るシーンで、赤、青、黄、緑等の部分着色が入ります。全面に色フィルターをかけたようなシーンもあり、正直「アンタのヘンな趣味を観客に押し付けるなよ!」という気分にもなりました。写真のシーンあり、亡霊のような老婆がでてくるシーンもあり、いろんな演出を楽しんでるなぁーと、ちょっと醒めてしまいました。お話は戦国時代のある農民一家の2~3世代に亘るものですが、武田VS上杉の戦を背景に、武士に憧れる子供たち、親の心配・苦悩を描いていますが、時間の流れの速い終盤までは淡々と盛り上がりなく退屈でした。しかし、田村高廣・高峰秀子夫婦の子供たちが成長してからの終盤からはお話に柱ができてよかったと思います。全体としては、木下監督の映像実験作で、配役については、老け役や方言での台詞を考えたら、大役者でなくてもよかったのではないか、なんて思いました。前半☆2つ、後半☆4つ。

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