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明日はいっぱいの果実

bakeneko

5.0

ネタバレ弾は避けても、逆立ちは苦手!

山田太一が脚本に参加しているヌーベルバーク風騒動劇で、兄を頼って田舎から出てきた少女の東京での冒険をゴダール風の映像&演出作劇で見せてくれますが、東京オリンピック前の日本の雑然さ”や“日本人の垢抜けない風采”が本家フランス映画とちょっと違った“パチモン風味”を出しています。 16才の鰐淵晴子♡が東京の街を駆け回る“ドタバタ喜劇&風刺ドラマ”の怪作で、「世界残酷物語」の中東エピソードの様に“米軍演習地で砲弾拾い”をしていた田舎娘が上京して遭遇する“高度成長期東京”での異世界探検を野外ロケ満載で活写しています。 「勝手にしやがれ」「大人は判ってくれない」のカメラワークや演出を用いて、東京の街を生き生きと映し出している作品で、跳ね回るカットやカメラワークがヒロインの快活さと共鳴しています。 豊かになると共に“猥雑&思想の消失”が加速していた頃の雑然とした日本を活写した作品で、若さと躍動感は本家ヌーベルバークの雰囲気をかなり再現していますよ! ねたばれ? 1,“エチオピアでシロクマに遭遇した話”が聴きたいなあ~ 2,靖国神社の都市伝説って反戦的なものだったのね(亡くなった兵士の神力で、現在の戦争好き政治家もガダルカナルのジャングルに跳ばしてくれないかなあ~)。

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