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森の石松鬼より恐い (1960)

監督
沢島忠
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  • みたログ 8

3.40 / 評価:5件

森の石松をヌーベルバーグ風にと言われても

  • bakeneko さん
  • 2020年8月25日 15時20分
  • 閲覧数 33
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

1940年に創られたマキノ正博の大傑作「續清水港」を1960年にリメイクしたもので、面白さはオリジナルには及ばないものの、当時の東映スターたちの現代と時代劇の2役が愉しめます。

時代を先取りした小国英雄の奇想天外な脚本とマキノ正博の映画&ミュージカルセンスが光った名作を20年後にリメイクしたもので、何故か稽古中の「森の石松の金毘羅代参」の世界に転生してしまった演出家(中村錦之助)の悪戦苦闘で笑わせてゆきます。
オリジナルに沿ったリメイク版で1940年版と比べてみると、
石田勝彦・森の石松:片岡千恵蔵→中村錦之助
黒田文子・石松許婚おふみ:轟夕起子→丘さとみ
石松の役者・慌ての六助:沢村国太郎→千秋実
となっています。
一方で変更点としては、劇場専務:志村喬→進藤英太郎の時代劇世界での役柄が、志村=小松村の七五郎(本作では鶴田浩二が現代編の寿司屋と2役で演じています)、進藤=都鳥の吉兵衛になっていますし、オリジナルで狂言回しとなっていた広沢虎造が現代編で演じていた照明係を山形勲が時代劇編での清水の次郎長と二役で演じています。他にも掃除のおばちゃんと清水のお蝶を赤木春江が、すし屋の女房と七五郎の妻:お民を大川恵子、月賦の集金人と伝法の佐吉を田中春夫が演じています。

物語世界に入り込んでしまった主人公の悪戦苦闘の先の読めない展開で引き付けてくれる作品ですが、同時に普段は時代劇の印象が強い東映役者たちの現代扮装での違和感?も愉しみ処で、OLスタイルの丘さとみは超絶キュートです♡

オリジナルとは違った味を出そうとして、1960年代の文化風俗を現代編に意識的に鏤めていて、猫も杓子も“ヌーベルバーグ”一色だった演劇&映画界の風潮も再現されていますが、リメイク作から60年以上たった現在では、オリジナルを観ていても現代編=1940年と1960年の違いや役者の差で愉しめますよ!

ねたばれ?
1、千両箱1箱は約25㎏ですから持てない重さではありません
2、本作を気に入られた方は、ヒロイン達が「スプラッター映画」の世界にワープする「ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ」もお薦めです♡

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