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サザエさんとエプロンおばさん (1960)

監督
青柳信雄
  • みたいムービー 1
  • みたログ 5

3.00 / 評価:7件

当時両作品とも連載中でした!

  • bakeneko さん
  • 2012年1月24日 14時14分
  • 閲覧数 340
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

長谷川町子の原作の2シリーズ作品の登場人物が共演する喜劇で、原作を生かしつつオリジナルの要素を加えて両作品を無理なく融合させて愉しませてくれる鷹揚な喜劇であります。

「エイリアンvsプレデター」、「フレディvsジェイソン」、「座頭市と用心棒」、「キングコング対ゴジラ」や、アメコミ、ウルトラマン、仮面ライダー、戦隊ものシリーズの新旧オールスター共演等、それぞれが主役を張っているキャラが共演&対決する豪華さは映画ならではのスペシャルバージョンの醍醐味とも言えます。
本作は、同じ原作者のキャラクターが共演すると言う点では、「マジンガーZvsデビルマン」(永井豪)や「ぼく桃太郎のなんなのさ(映画では無く原作コミック版)」(藤子F不二雄)のパターンの作品ですが、映画&TV共に“エプロンおばさん”のキャラクターが映像化した唯一の作品であります。
“エプロンおばさん”は、1957-65年の東京下町を時代背景にして賄い下宿屋の一家と間借り人が織りなす傑作喜劇で、“サザエさん”が4コマの一発ギャグである事に対して、数ページのコマと連続したストーリーを用いて、登場キャラクターと時代背景&時事ネタを生かしたコメデイを愉しませてくれる代表作ですが、時代&居住設定が激変した今日では(基本設定を改変しなければならないので)現代ドラマとしての映像化は困難となっています。
江利チエミの“サザエさん”シリーズの第9作である本作は、サザエさんが京都へ出張中のマスオさんの応援に駈けつけてエプロンおばさん達と邂逅する設定で大阪&京都での奮闘が語られていて、東京でのいつものメンバーに加えて花菱アチャコ&浪花千栄子の夫婦と高島忠夫もゲスト出演しています。そして、いつものミュージカルシークエンスもきちんと織り込まれている長閑な喜劇で、登場人物の遣り取りを観ているだけで懐かしい笑いに包まれる作品であります。
1957-61年に渡って全部で10作創られた“サザエさんシリーズ”は、キャラクター紹介&原作ギャグに頼っていた初期の作品から段々と進化して、後半は独自のキャラクターとコメデイセンスが光る作品となって行きました。また、江利チエミの歌唱力を生かすためのミュージカルシークエンスはなかなか聴かせるもので、本シリーズのもう一つの魅力となっていますが、権利にうるさい“亜米利加ねずみ漫画”の歌を無断で多く使用しているあたりが本シリーズがソフト化されない理由かも知れません。



ねたばれ?
本作が“エプロンおばさん”のエピソード0で、原作での東京での活躍へと繋がっていくというのは上手い脚本だなあ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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