甘い夜の果て
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作品レビュー(3件)

悲しい20.0%セクシー20.0%笑える20.0%コミカル20.0%切ない20.0%

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    4.0

    1960・日本・スタンダール

    スタンダール「赤と黒」を1960年の日本、しかも四日市へ移植した映画。なにがなんでも金を手に入れようとする上昇志向の強い若者に津川雅彦。大筋は確かにスタンダールそのままだけど、そのままにならないのが映画。原作のジュリアン・ソレルって死ななかったっけ? しかも吉田監督がまたすばらしい。前半のゴルフ場の異様な岩肌とか、湖でのボートを囲むうごめく水とか、背景の自然が不気味すぎる。男の欲望やどろどろした人間たちの本性ということなのだろう。貞淑な人妻を落とした後で裏切る場面での、火を噴く工場の煙突と畑のカットのつながりも、当然、人間の欲望と自然の対照なのでしょう。 すべてがうまくいっている津川が乗る観覧車の、一番上にきたときにあふれる光の幸福感と、同時に、観覧車が回る不気味な音で暗示される、忍び寄る凋落の予感。このシーンはすばらしい。人生の絶頂は転落のはじまり。 ただ、この新人女優はなんとかならなかったのでしょうか。この作品以外には出演がないようですが。

  • hi6********

    3.0

    競輪場と観覧車

    吉田監督のデビュー2年目の作品。 相変わらずに成東のクールなカメラがリアルな現実を描けています。 上昇志向の青年の「金欲しい、出世した」欲望むき出しの物語であり、 増村映画の主人公と似ている主人公像であり、 「ぎらぎら」感よりも「ニヒル」さで無感動ぶりな主人公である。 出世物語的には、ステレオタイプで、物語も普通であるので 必ずしも成功とは言い難いが、物語(エピソード)の切り方が 大胆な程に、(最後まで描かないで)ざっくり切る編集方法が 斬新である。(後の「嵐を呼ぶ18人」へと繋がる) また、元競輪場、一人乗りの観覧車など、繰り返し写しださせる 物体のイメージを多様して印象つける事になってます。 金持ちの奥様役=杉田弘子、金持ちのママ=嵯峨三智子の 熟女との情事をシーンがセクシーである。

  • dqn********

    3.0

    上昇志向の男と無欲な女

    貧乏暮らしのアパート店員が、女性を踏み台にして社会的にのし上がろうとする。 基本ストーリーは終盤まで典型的。上昇志向の強い青年・手塚(津川雅彦)は他人を利用してまで勝利を掴み取ろうとするが、成功の瞬間、その野望がもろくも崩れ去る。 面白かったのは、手塚が無理矢理仲間にするはるみ(山上輝世)と手塚との奇妙な友情関係。欲の塊で必死の努力により何とか成功の糸口をつかむ手塚と、欲がまるで無いのに、会社役員の愛人となり、結果的にその庇護で楽な生活を送るはるみ。欲に取り付かれた手塚と無欲なはるみ、二人の立ち位置の違いが、コミカルなやり取りで表現されている(競輪場のシーンは爆笑)。 そして典型と思われたストーリーも終盤に変化を起こす。挫折するにせよ生き残る手塚に対して、はるみは突如の事故によりあっけなく命を落としてしまう。無欲で成功をおさめたはるみが突然死を迎え、欲の深さで失敗した手塚は落ちぶれながらも延命する。ここら辺のズレた感じが本作の特徴だろうか。 主人公・手塚役の津川雅彦は、貧乏だが野心家の青年を演じるには、暗さやギラギラ感が足りない気がした。「太陽がいっぱい」でアラン・ドロンが見せた底暗い野心が表現されていれば良かったか。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
甘い夜の果て

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-

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