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続サラリーマン忠臣蔵 (1961)

監督
杉江敏男
  • みたいムービー 4
  • みたログ 36

3.67 / 評価:10件

読み換えの腕が冴える一本

  • gar***** さん
  • 2009年10月30日 12時49分
  • 閲覧数 461
  • 役立ち度 15
    • 総合評価
    • ★★★★★

前作『サラリーマン忠臣蔵』で、まんまと赤穂産業の社長になった吉良(東野英治郎)の傲慢なやり方に、大石良雄専務(森繁久禰)以下、前社長を慕う人々は、次々と辞表を出して…
前作の続きということですが、映画の初めに森繁さんの実に楽しいナレーション(特に、吉良を年寄りの冷や水と言った所は、笑いました)で、おさらいをしてくれるので、「ああ、そうそう そうだった」と思いだせるようになっています。このわかりやすさは、このシリーズの魅力のだと思います。
さて、今回は元祖忠臣蔵では浪人の身となった赤穂浪士が、苦労の末討ち入りを果たす…という所になります。しかし、そこはサラリーマンシリーズ。前作同様、見事に江戸時代の設定を現代に読み換えてます。赤穂藩のお取り潰しで、浪人になるという設定を吉良社長に反旗を翻すという形で、新会社設立というように変えるなど、読み換えのアイディアが実に冴えていて、前作同様おもしろいです。特にうまいと思ったのは、浪人中吉良を油断させるために毎日のように遊びまくる大石内蔵助の描写。これはもう、社長シリーズの定番、遊び好きの道楽者と設定されている森繁社長の独壇場です。設立した会社が調子悪いが、ツケをためるほど遊びまわったり、バーのマダムとうまいこと浮気を…ともくろむも、失敗する所など、この人の遊び人演技は、実にチャーミングで憎めない所があります。今回の大石役は、特にハマリ役だと思います。
そして、今回の注目点は、公開当時「食べる演技をさせたら右に出る者がいない」と言われた小林桂樹さん。運転手からおなじみの秘書になるという設定ですが、これがまた大食いという設定で、バクバク食べまくります。接待の席上で中華料理を食べまくる所は、実にコミカルであると同時に、おいしそうです。今回は、食べる小林さんにも着目するのも面白いと思います。
前作同様読み換えの腕が冴える一本。結末の討ち入りも思わず膝を打つ設定です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • 楽しい
  • コミカル
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