特急にっぽん
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(5件)


  • yam********

    3.0

    食堂車、最高w

    新幹線開業の3年前に公開された映画 特急こだまは、東京大阪間を6時間半かけて繋いでいた、まだのんびりした時代 多少女性の尻に触ってもセクハラという言葉すらない、のどかな時代 主役はこだま号の2番コック、矢坂喜一(フランキー堺) 彼は二人の女性の間で揺れる 一人はこだまの売り子女性、藤倉サヨ子(団令子) 彼女と結婚すれば、行く先は大阪の定食屋のおやじである もう一人は、こだまのスチュワーデス、今出川有女子(白川由美) 彼女はパトロンに出資させ赤坂にレストランの開業を目論んでいる 喜一は彼女にコックとしてスカウトされる ホテルやレストランで洋食のコックとして働くことが夢だった喜一にとって、渡りに船である だが、仕事仲間からフランス料理のコックとして一流になるにはフランス語が出来なければダメだと言われ、彼の夢は急速にしぼんでいく 結局彼は未知の世界、東京や、フレンチレストランや、一流コックの夢を諦め、藤倉サヨ子とのありふれた未来を選ぶ 一方有女子も、パトロンになるはずだった男を他の女に奪われ、求婚されていた寺の跡取りにも愛想を尽かされ、将来の夢は頓挫する こだま号の1号車には政治家達とSP、食堂車には怪しい飲んだくれのおやじ、後ろの車両にはありがたやありがたやと歌う寺参りの一行、詐欺師一味、爆弾テロ騒ぎ、嫁探しの母子、女性脚本家とアシスタント、売り子の若い女性達がストーリーに華を添える これから高度成長期を迎えようとしている日本の、沸き立つような雰囲気、浮き立つような旅の楽しさが伝わってくる 本作はスラップスティックコメディだが、ドタバタシーンを車窓の外から見つめるカメラは、車内の喧噪をやや覚めた視線で捉えているように感じる 食堂車と寝台列車、乗りたいw

  • tcp********

    5.0

    国鉄ファンなら必見

    単なる鉄道ファンでなく、国鉄ファンならこの作品を観ずには死ねない。「喜劇急行列車」もいいけど、私ならこっちかな。フランキー堺、国鉄(この映画では食堂車のコック)が似合うなあ。パーラーカーと食堂車のサービスが分かれていたとは知らなんだ。当時の特急こだまの格式の高さが伺える。「天国と地獄」もいい。けど私はこっちかな。若者にはわからんでしょうなぁ。

  • いやよセブン

    5.0

    新幹線以前

    東海道線に特急「こだま」が走っていた時代、東京から大阪までの間に起きる悲喜こもごもの出来事を面白おかしく描いていく。 主人公は食堂車のコック(フランキー堺)で、ウエイトレスの恋人(団令子)に結婚を申し込まれ、大阪に着くまでに返事をしなければならない。 息子の結婚相手を探すためだけに乗っている母子、ちょっといい女だとすぐに手を出す好色社長、政治家が嫌いな酔っ払い、みんなの財布を盗むスリ集団など多彩な面々が笑わせてくれる。 セリフを省略して、人物の動きだけで笑わせる川島雄三監督は素晴らしい。

  • ぴーちゃん

    5.0

    川島雄三おそるべし!

     1961年東宝。川島雄三監督。フランキー堺、団令子、白川由美ほか。  これは傑作!!この当時は“ひかり”ってのはまだなくていちばん速かったのが“こだま”なんですね。東京―大阪間が6時間半かかっていた。もちろん当時は最速ってことで自慢してます。(笑)その6時間半の車内の出来ごとを綴ったのが この作品。爆弾騒ぎありーの、フランキー堺をめぐる団令子と白川由美の恋のさやあてありーの、隣に座った色っぽいチャイナドレスのおねーちゃんに鼻を伸ばす社長さんのエピソ-ドありーの、マザコン息子を見合いさせようと奮闘する母親ありーの、となかなか目が離せない展開になってます。  当時の風俗がよく分かっちゃうという資料的な側面も担ってしまうというのが古い映画の面白いところでんな。(笑)なんと当時はこだまにはスチュワーデスがいたんですね。実際に映画のなかでもそう呼ばれています。白川由美はそのスチュワーデスのチーフみたいな役柄です。もと華族っていう設定で、ほんとにこの頃ってノーブル。娘の二谷友里恵ってのは明らかに劣性遺伝だね(^^;)それに対して団令子は食堂車のウェイトレスって役柄。スチュワーデスはちょっとお高くとまってて、それをあまり心よく思っていない食堂車の団令子を中心とするグループとちょっとライバル関係にあるってこともさりげなく挿入されています。もちろん、映画だからそれぞれの制服関係もばっちりね。スチュワーデスはウェストがきゅっと絞られてカッコよく、対して食堂車の連中はどことなく野暮ったいデザインになってます。また、当時の車内放送がどう行われていたのか、電話はかけられるのか、受けられるのかもわかります。  タイムリミットが設定されているのも上手い。フランキー堺は食堂車の二番コック役なんですが、団令子に結婚を迫られています。結婚したら二人で会社を辞めて弁当屋をやろうというわけです。だけどフランキーは自分のコックの腕を試したいものだから弁当屋には二の足を踏んでます。彼女には大阪に着くまでの6時間半の間にプロポーズの返事が欲しいと迫られるし、白川由美には自分と一緒に赤阪でレストランをやらないかと誘われ、返事は大阪に着くまでにと言われてしまう。  なんといっても圧巻なのが、クライマックス。団令子との結婚を決めた主人公が白川由美のほうが単なる誤解だと分かり、大団円を迎えるシーン。この一連の流れを一切の台詞なしでなんと車外からのカメラで窓越しに全てパントマイムだけで見せてしまうんです。登場人物が車両を移動するとそれに合わせてカメラも窓越しに移動してゆきます。  オイラなんか黒澤さんの「天国と地獄」の身代金引渡しの列車のシークエンスのド迫力に度肝を抜かれたクチですが、その2年も前にもちろん規模や緊迫感など較べるべくもありませんが(映画の性格も狙いも違うし)それでも列車まるごと使って似たようなことをすでに川島監督がやっていたというのはちょっと驚きでした。(゚゚)侮れませんね、このひとは(笑)

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレ奔るグランドホテル!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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