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社長道中記

みゅう

5.0

茶の間の笑いは これが一番

いやあ、馬鹿馬鹿しいから面白いのか、面白いから馬鹿馬鹿しいのか、笑っちゃいます。 特急こだまで大阪に向かう車中が傑作です。 小林桂樹の席の隣に美女が座ってるので社長の森繁が「席変われ」と要求、いやがるのを説き伏せて席を代わった途端、美人が立ち上がり入れ替わり飯田蝶子が席に着いてしまう。お婆ちゃんのために席にいただけだったのだ。このお婆ちゃんがまた、勝手に肩口を支えに手をついたり、駅に着くとシュウマイ欲しがったり、何かと話しかけてくるんです。 横浜駅で停車すると色っぽい新珠美千代が乗ってきて今度は小林圭樹の隣に座る。社長の森繁がまた「席変われ」と要求する。 これ食事中だったら危うく噴き出してしまう、危ない、危ない。 大阪の旅館「みなみ」でのシークエンスも傑作。 トイレの前で森繁に美人芸者ひょうたん(新珠美千代)のことをあれこれ聞かれてなかなかトイレに入れない支社長・三木のり平。小便がもれそうになるのを我慢しながらモジモジ・バタバタする姿が可笑しいのなんの。ようやく質問が終わったら僕が先だろ!と言って森繁がトイレに入ってしまうと、トイレ前でしゃがみ込むわ、七転八倒。こんな芸できる役者さん、今いないんじゃないないかなあ?。由利徹ならできたろうけど?。 森繁が部屋からホテル一番の美人のマッサージ嬢を要求、廊下で大阪マーサージのベベという色っぽいマッサージ嬢とすれ違った小林桂樹は、色香の危険が社長に及ぶのを危惧して男のあんまと入れ替えてしまうと、やってきたのが盲目の八波むと志、これが元プロレスラーとかいう設定で、荒っぽいの馬鹿っぽいの。レスリングのようなマッサージを受けてしまい森繁の体はガタガタに…。支払われる紙幣が何円札なのかは、見えるように分かるというのが、また噴き出してしまいそう。 社長さんていうのは、経営学など学び収支計算ばかりが素早い堅物でなく、女好きで、ひょうきんで滑稽な方が、人間味あふれるいい会社ができるような気がしてきますね。 こんな面白い映画、今作れるんでしょうか?。 久慈あさみ、浜美枝、新珠三千代、淡路恵子、女優陣もみな素敵で色っぽいですね。

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