黄昏

CARRIE

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黄昏
3.7

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(15件)


  • beautiful_japan_

    4.0

    ネタバレ落ちぶれても素敵なローレンス・オリヴィエ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • kat********

    3.0

    エリザベス・テイラーかと思った。

    ヒロインの事を、あぁ~エリザベス・テイラーか~この人、キレイだなぁ、と見てたら全然違う人だった。(ってのは自分だけ?汗) それにしてもローレンス・オリヴィエの堕ちっぷりが凄かった。 切れ者だったのにあそこまで行くか? ラストに男の意地と言うか礼儀を見せられナカナカとキツかったな。 切ないと言えば切ないけど観ると暗い気分になります。はい。

  • bar********

    3.0

    アメリカ社会の悲劇

    黄昏。 『シスター・キャリー』という原作小説があって(岩波文庫)、それを元にしている映画なんですけど、テーマは「アメリカ資本主義の悲劇」だと思います。 ローレンス・オリヴィエ演じる高級レストランの支配人ハーストウッドは、田舎からやって来た娘キャリー(ジェニファー・ジョーンズ)に恋をし、妻がいる身でありながら、レストランの金を盗んで駆け落ちしてしまう。 そのことがきっかけでどんどん落ちぶれていくハーストウッドをよそに、キャリーは運よくチャンスをつかみ、どんどん女優として成功していくというストーリー。 オリヴィエの迫真の演技が見物ですね。ジョーンズの垢抜けない田舎娘の演技もまた良い味を利かせています。 アメリカの厳しい現実が胸に刺さります。ハーストウッドのしたことは許されないのですが、とことん彼には救いがない。冷たく不寛容なアメリカ社会の一面が彼に襲い掛かります。 一方で、運よくチャンスを掴んだキャリーが出世していく様は、見ていて嬉しくもありながら、同時に悲しくもあります。最終的にこの映画はメロドラマとしての体裁を整えた形になりますが、原作はもっとテーマ性に富んだ、余韻の強いラストで終わっています。 筋書きは優れていますが、カメラワークや演出などが定型的なので自分には少々退屈でした。

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレ映画オリジナルのラストは…

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • k2b********

    5.0

    エンディングに集中・・

    キャリーの人物像が列車の中から良く判らないまま進みます、ここは残念。 増してジョージやチャーリーは尚更??の連続でした、途中から熱愛に変わるのも、うーん。 この映画メインは、息子に会いに行ってからです集中度がいきなり上がります。 そしてエンディングまで一直線に監督・主役二人抜群のコンビネーションで恐らく当時の観客も虜にされたのでしょう。 ジェニファー・ジョーンズの女性の持つか細さやその愛情ぶり瞬きもしないで見てました。 ローレンス・オリヴィエ恋愛系の映画には向かない?愛情を感じられない。 途中少しだらけましたが、良い映画でした。

  • aki********

    4.0

    ワイラー監督、さすがに手堅い

    アメリカ映画には珍しくハッピーエンドではない。 名匠ウィリアムワイラー監督らしい、きちんと四隅を押さえた構成で、恋愛劇でありながら、リアリズムが通底していた… この手のストーリー展開は、スタア誕生と同じ。 スタア誕生も同様に、ドライザーの原作から着想を得たのだろうか??

  • rec********

    4.0

    メロドラマはかくの面白いものか!

    原作がドライサーだけに予想通り暗い話です。 でもどのシーンも「映画だなあ」と思わせる「華」が散りばめれておりハッピーエンドでも何でもない筈なのに観終ればどこか晴れ晴れとした余韻が残ります。 この作品を知ることでルイ・マルの「ダメージ」を何故私は軽蔑していたのかを確信できました。 特に落ちぶれたオリビエが肺病らしき状態で木賃宿で横たわるさまを俯瞰で近づいていくシーンは素晴らしかったです。 アキ・カウリスマキはもしかしたらこの作品へのオマージュを傑作「浮き雲」に込めていたかもしれません

  • 一人旅

    5.0

    立場なくして愛は語り合えないのか

    ウィリアム・ワイラー監督作。 シカゴにある高級レストランの支配人を務めるジョージと田舎から出てきた初心な娘・キャリーの愛の行方を描いたドラマ。 『ローマの休日』とは対照的な愛の物語。 立場の違いを越えて成立する男女間の淡い恋模様を描いた『ローマの休日』とは異なり、本作では立場の違いがジョージとキャリーの愛を遮る。キャリーへの愛のために、妻子や裕福な生活の全てを投げ捨てるジョージ。だが、初めて味わう貧しさが愛を隠してしまうという皮肉。愛さえあれば他に要らないと訴えるキャリーに対し、ジョージは貧しさからの脱却こそが必要であると主張し、キャリーの健気な気持ちを知らず知らずの内にないがしろにしてしまうのだ。 経済的に恵まれた生活を知るジョージと知らないキャリー。キャリーは生活の前に愛を見るが、ジョージは愛の前に生活を見る。過去の社会的、経済的立場の違う両者は愛の見方まで違う。お互いがお互いを愛しているという事実自体は変わりようがないのに、立場の違いが二人の愛を遠く見えなくしてしまうのだ。それは立場が逆転しても変わらない。立場のすれ違いが、同時に愛のすれ違いを生んでしまうという悲劇。 立場なくして愛は語り合えないのか。立場の上に愛が成り立つのであれば、愛に意味なんて無くなってしまう。だが、恐らくそうではないはずだ。少なくとも、ジョージとキャリーの愛の出発点は立場の違いに関係なく、相手に対する純粋な愛情に始まっている。大切なのは、人生において何を一番に優先すべきなのか。贅沢な暮らしなのか、それとも素朴な愛なのか。ジョージはその判断を誤っている。一番大切だったはずのキャリーとの愛に満ちた人生を後回しにして、前半は富と名誉、後半は男としてのプライドとキャリーに対する後ろめたさで心を支配されているのだ。 「過去を見ないで」というキャリーの言葉をそのまま返すジョージの姿が切なく、胸に突き刺さる。同じ言葉でも、その意味合いは全く異なる。 そして、ジョージを演じた名優ローレンス・オリヴィエの演技が素晴らしい。上流社会で紳士的な振る舞いを見せる姿と、無一文になりボロボロの衣服で街を徘徊する哀れな姿の強烈な対比。浮浪者の集まる簡易宿から強制的に追い出される姿が悲しい。愛のためにすべてを捨てた男を待ち受ける過酷な運命に言葉を失うのだ。また、キャリーを演じたジェニファー・ジョーンズも通じ合わない愛の悲哀と孤独をひしと感じさせる迫真の演技を魅せている。

  • みゅう

    4.0

    見事な紳士が転落してゆく

    一人の女を愛したがためにルンペンにまで身を落としてしまう悲劇的な紳士の話。 女を演じるのは「慕情」で泣き崩れる女医に扮したジェニファー・ジョーンズ、男を演じるの英国でサーに叙せられたシェークスピア俳優ローレンス・オリヴィエ、監督が「ベンハー」「ローマの休日」のウィリアム・ワイラーとあっては、どんなものか見ないわけにもいかないのでした。 女を愛したために転落してゆく男というと、すぐドイツ映画の「嘆きの天使」(1930年)を思い浮かべてしまう。地位もある高校の教授が女の魅力に取りつかれ教職をやめて演芸一座に付いて歩くようになる。女に愛されてもいない元教授は最後はみっともない芸人になって舞台でコケコッコーと鶏の真似までして嘲笑される。最後は雪の日に学校に戻って教壇で自殺しているのが見つかる…という、ひどい話です。まさかここまで、ひどくないだろうなあと思っていたら、こちらでもかなりのものでした。 (あらすじも解説も何もないので紹介させてもらいます。) シガゴの一流料理店・フィッツジェラルドの支配人だった男が、さめきった家庭を捨てて愛する女とニューヨークに逃げていくのだが、その過程で下手な逃げ方をし下手な離婚の仕方をしてすべての財産を失ってしまう。若い田舎娘の一途な純情と愛情が性急な決断をいつも男に迫り、追い詰めていくのだ。 運命のいたずらからか、窃盗歴を課せられた男はニューヨークで仕事に就くことができず、経済恐慌のなか転落してゆくが、女はその犯罪歴を知らないというのがみそ。その一方で女は劇団を受けたのがきっかけで仕事を持ち、次第に人気が出てゆく。貧しい生活のなか生まれてくる赤ちゃんがたったひとつの希望だったのだが流産。結局、男がすべてを失って困っている只中で、女は自分がいては男を不幸にすると諦めて黙って去っていってしまう。一人になった男は、最後はその日暮らしの宿泊施設で寝泊りし、ハブラシとクシを持ち歩くルンペンにまで落ちていく。 ラストシーンは何とオリヴィエの物乞いでした。 何か食べないと死んでしまうと追い詰められた男は最後まで残していたわずかなプライドまでかなぐり捨てて、今は成功した昔の恋人の所に恵んでもらいにいく。「逢うまいと思っていたんだが、助けてくれ、今夜だけ」「死にそうなんだ、空腹で」「少しでいいから恵んでくれ、何でもいいんだ。もう二度と来ないから」。か細い声で、疲れ果てゆっくりと演技を見せるオリヴィエに胸が締め上げられる。 あまりのみすぼらしい姿にショックを受け、すべての事情を知った女は、幼かった自分の非を悟り、謝り、出直そうと励ますのだが…。 純粋な若い女性の皆さん、男を追い詰めるような愛情を持つのはやめましょう。世の中にはいろんな事情があります。

  • tot********

    4.0

    貧と富・・・

    富…高級レストランの支配人(L・オリヴィエ)、貧…田舎から出てきた純真な娘(J・ジョーンズ)。支配人は総財産の名義人である妻とは不仲、娘は田舎から出てくるときに知り合った男(E・アルバート)と同棲中、この二人が愛し合い結ばれていくわけですが・・・。 恋愛モノというよりは、育ってきた環境による人間の「強さ」「弱さ」を感じさせてくれる作品のように感じました。お金のある時のオリヴィエの頼もしさ・自信、そしてジョーンズの頼りなさ・戸惑い。ところがお金が無くなってからのふたりの立場は逆転。大衆レストランで働くこととなったオリヴィエの支配人時代の動作等は可笑しいような哀しいような・・・切ないです。ラストも哀しく切なく・・・余韻が残ります。 ただ、主役ふたりはちょっと自分勝手なところもあるのかな、なんて思いました。そしてやはり個人的にJ・ジョーンズは好みじゃない。他の女優さんならもっと感情移入できただろうな、なんてことも思いました。

  • shoko

    4.0

    ネタバレジョージ、それは違う。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • kih********

    3.0

    原題は『Carrie』

     同じタイトルの全く違った作品を見てしまった。  「老境にさしかかった男とその娘の、親子の交流をあたたかく描いた家族愛のドラマ。」という解説を見てこの『黄昏』を再生した。ところが、それは全く違う映画だった。解説の映画は原題が『On Golden Pond』。今日観たのは原題が『Carrie』。それがどちらとも『黄昏』という邦題だからこういう間違いを起こす。元はといえば私の無知によるものだが、せいぜいその程度の映画歴でしかないのだ。  さて、ストーリーがどこまで進んでも一向に「親子の交流」らしきものが出て来ない。終盤に「老境にさしかかった男」が出てきた。この男がガス栓をひねったり戻したりして終わった。何だこりゃ。  『Carrie 黄昏』は、これはこれでキチンとした映画なのだ(ろう)。ああ然し、これは朝から気分の重い日に見た。おまけに、同名の別映画を見てしまった。そしてこの映画のこの結末だ。何だこりゃ。面白いはずがない。  この「老境にさしかかった男」は、これからどうなるのだろう。悪いけど、私は真剣に心配する気になりません(もっとも、当てにもされてないけど)。  この映画、機嫌の悪い時に見るものではありません。原題をしっかり確かめた上で観賞する作品です。はは、釈迦に説法でした。

  • jig********

    4.0

    お金は無くしても心は無くさない

    年上のダンディな紳士に惚れるのは 彼にお金があったからなのか、 それとも真の愛だからなのか・・。 主人公の女性が都会に出てきて働いた先が靴工場らしく えらい数のミシンと女性従業員の数に驚き。 昔は大量生産するにはこれくらいの人海戦術で あたっていたかと思うと、現代は人手を使わずに自動で 色々出来ているあたり工場のオートメーション化が かなり図られているのだなと感じます。 そういう意味で当時の工場での様子やら、 当時の時代背景(不況だったらしい)なども 作品からうかがい知ることが出来て興味深いです。 年上紳士には妻も子供も居て、 そこからすったもんだになりますが、 全てを捨ててまでも彼女と一緒になりたいと願う彼の愛、 それが無謀に見えても彼の行動に一貫性があれば 彼女もついてくる・・はず。 とはいうもののやはりお金が必要だというのはなんとも悲しい。 愛はお金では買えないけれども お金がなくては生活もままならない。 あんなお金持ちだった男の転落人生を思うとなんとも切ない。 最後に二人が再開した時に見せた彼の行動、 あぁこれこそが愛でもあり彼が見せた最後の プライドなのかなと思いました。 お金は無くしても心は無くさない。 彼は最後まで紳士でした。

  • いやよセブン

    4.0

    相手を思いやるということ

    キャリー(ジェニファー・ジョーンズ)は田舎からシカゴに出てきたが、仕事がクビになり途方にくれていた。 そして、顔見知りの男と同棲するようになるが、デートで使ったレストランの支配人ジョージ(ローレンス・オリヴィエ)と愛し合うようになる。 ジョージは結婚していたが、駆け落ち同然でニューヨークへやってくる。 ジョージはお金を妻に全部とられていたため、たちまち生活に困り、妊娠したのに流産してしまう。 ジョージは息子に金の無心をするため、シカゴに行くが、戻ってみるとキャリーは、「私は貴方にとって悪い女でした」と書き置きを残し、消えていた。 キャリーは舞台女優として人気が出てくるが、ジョージは浮浪者となり果てていた。 愛し合う二人が互いに邪魔をしないように生きていく様は、なんとも切ない。

  • dre********

    5.0

    大人の純愛

     教養、品格を備えたローレンス・オリヴィエ演じるハーストウッド。冷たく計算高い妻に嫌悪感を感じ、若く美しく温かなジェニファー・ジョーンズ演じるキャリーに恋心を募らせ、転げ落ちるように人生を破滅させていくストーリーなのですが、何故か見終わった後いい映画に出会った満足感と余韻が残りました。望むもの総て手に入れられるものではないという社長の言葉に手に入れてみせると言い返すハーストウッド。結局は総てを失うという教訓とも捉えられるストーリーですが、私にはキャリーを愛し守り抜こうとする情熱がヒシヒシと伝わってきて、たとえ総てをなくしても残りの人生こんな恋に出会えて良かったような気持ちになりました。騙されたと知って電車を降りようとするキャリーに必死で愛を伝えるオリヴィエ、浮浪者姿になっても気品漂うオリヴィエ、少しの小銭を手に楽屋を去る後ろ姿のオリヴィエ。切なくて悲しげで胸が痛くなりながらもどんどんオリヴィエにハマってしまいました。名場面がたくさんあって後何回かは観てしまいそう。大好きです、この作品。

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