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黄昏

黄昏

CARRIE

122

shoko

4.0

ネタバレジョージ、それは違う。

ローレンス・オリヴィエというと1939年のダークで情熱的なロマンス、「嵐が丘」が忘れられない。 「黄昏」はその「嵐が丘」の監督、ウィリアム・ワイラーの作品だと聞いて、とても見たくなりました。 ウィリアム・ワイラーはもちろん「ローマの休日」や「ベン・ハー」など次々と映画史に残る作品を生み出した監督さんでもあるし。 物語は若くて美しく無垢なキャリー(ジェニファー・ジョーンズ)が田舎からシカゴにでてきて、年配で裕福、とても紳士的な高級レストランのマネージャー、ジョージ(オリヴィエ)と恋におちる。。 ジョージは妻子ある身だけど、彼がこうなってしまった気持ちもわかる。 キャリーだって、自分から意図して不倫の愛をえらんだわけではない。 むしろそういう運命に抵抗してもがいたことが、事態を悪化させていく。 状況が重なって、どうにもならないところまで落ちていく二人、、。 この映画、唯一、好きになれないのはジョージの冷酷な奥さんだけ。 はじめにキャリーをくどいたチャーリーだって、悪い人じゃない。 いい人ばかりなのに、こんなことになってしまう運命のいたずらが悲しいです。 あまりにも救いようのない展開になるけれど、最後に光が、、。 あぁ、よかったね、と思わせておいて、こんなエンディングって! そんなの悲しすぎるよー。 それはないよー。ジョージ、せめて何か食べていって。 何、そのガスの栓、閉めたりあけたりする動作は~。 と終わってしまう映画にうったえる私。 あまりにも悲しい。。 フェアリーテールなハッピーエンドでおわらず、現実の厳しさを描く社会派現代劇があらわれてきた50年代、60年代という時期をこの脚本は反映してるのかな~。 とてもいい映画でしたが、私はキャリーとジョージに幸せになって欲しかった。ジョージ、そうやって、キャリーのことを思って身をひいたつもりでいても、キャリーは一生あなたのことを思って苦しむよ。 女心わかってください。 悲しい。。星よっつ。

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