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投資令嬢 (1961)

監督
枝川弘
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4.33 / 評価:3件

お見合いの相手は!

  • bakeneko さん
  • 2013年5月30日 22時11分
  • 閲覧数 418
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

株式投資クラブに籍を置く女子大生:叶順子&野添ひとみ&宮川和子の活気が愉しい“財テク&ラブコメ”映画であります(叶順子さん主演では代表作の一つ!)。

高度成長期の日本での第一次株ブームに乗って、山一証券が協賛スポンサーとなって創られた作品で、明るい財テクのノウハウがラブコメと並行して展開していきます。
東野英治郎が株式運用の大家となって一席ぶつ他に、様々な“株式のいろは”も分かり易く紹介されますが。やはり華やかなヒロイン達の恋の行方の方に興味が持っていかれる作品で、当時の大学生活や風俗&工事開発繚乱のすくすくと伸びていく日本の空気感覚を体験できます。

そして、米ソの冷戦真っ盛り(キューバ危機)の情勢&中国との国交の回復問題&安保や労働問題等の時代の趨勢も刻み込まれた作品で、ラストのヒロインの台詞にもベトナム戦争へのその時の日本のスタンスを知ることが出来るのであります。

好調の第一次株ブームに創られた明るい“高度成長期ラブコメ”で元気になりましょう!


ねたばれ?
ラストにヒロインが、“南○○○○で株をやるわ!”と言っていますが-やめた方が良いんじゃない?


あまけ(レビュー項目が無いので「シネマアフリカ2013年映画祭」上映作品の紹介を)
ヨーロッパとアフリカが逆転した世界
「アフリカ・パラダイス」(ベナン&フランス映画:2006年)監督:シルベストル・アムス、主演ステファン・ルー、シャルロット・ヴェルメイユ

西暦2033年の近未来!ヨーロッパは経済恐慌で没落し、ドイツはトルコに支配されていた!一方で内戦を乗り越えて一大合衆国(国旗が素敵!)となったアフリカは繁栄と平安を謳歌していて、ヨーロッパからの移民の流入が膨大な数となっていた…。という現在と真反対の世界を描いた“パラレルワールドもの”アフリカ版であります。

え~SFには“現在の境遇が逆転していたら?”というジャンルがあります。
言わずと知れた「猿の惑星」や(ナチスドイツと日本が勝利した世界を描いた)「高い城の男」、(南北戦争で南部連合が勝利した世界での架空戦記)「侵攻作戦パシフィック・ストーム」等が有名?ですが、本作は2006年現在のアフリカとヨーロッパ(フランス)の立場を入れ替えた世界を創り上げています。
この映画の世界で描かれる-先進国(アフリカ)の移民(ヨーロッパ人)への理不尽な差別と横暴が、そのまま現在のヨーロッパ人への皮肉となっていて、“鑑賞したアフリカ人はさぞかし溜飲を下げただろうな~”と思わせる作品であります。
アフリカの最下層の下働きをさせられる-各ヨーロッパ人の国籍別の描き分けも納得のシニカルで鋭い観察眼は、実際にヨーロッパを体験したアフリカ人の経験が生かされていて、丁度移民法を強化してアフリカ人を締め出そうとしていたフランス政府への講義が込められています。

逆転のイメージの鮮やかさに比べて物語の収束が今一つの作品で、移民したフランス女性と移民理解派の政治家一家とのふれあいと理解が更なる発展&ハッピーエンドにならないところに現在のアフリカ人の欧州への諦めも認めることが出来ます。
折角夢物語なのだから、きちんと大団円の着地を決めて欲しかった作品ですが、アフリカ人の素直な本音をSF的な設定で吐露している異色作であります。

ねたばれ?
1、映画の紹介チラシなどでは、“抱腹絶倒の社会派コメディ”となっていますが、どちらかというと、かなり深刻でビターなブラックコメディ&ドラマであります。
2、その頃のアジアやアメリカがどうなっているのか知りたいなあ。

詳細評価

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