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女家族 (1961)

監督
久松静児
  • みたいムービー 1
  • みたログ 3

3.33 / 評価:3件

三人姉妹の家庭模様

  • bakeneko さん
  • 2012年1月24日 15時40分
  • 閲覧数 226
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

林芙美子原作を久松静児が映画化したもので、大阪宝塚に住む女家族(母親+娘三人+長女の娘)一家の三人娘達の恋愛と人生の葛藤を、女性視点中心に細やかに綴った佳作であります。

林芙美子の原作らしく、“冷徹な現実の中で幸せと生きがいを求める女性群像”を生活&女性感覚抜群に活写した作品で、三人の娘達の恋愛と結婚&人生の選択を辛口に見せてくれます。そして、出て来る男性達の“自己中又は頼り無さ”もリアル且つ辛辣に描かれていて、その中からパートナーを選択して行かざるを得ない女性の苦悩と諦念を浮き彫りにしているのであります。また、長女と次女を中心とした肉親(姉妹)の葛藤も絶妙に掴んでいて“家族ならではの愛憎”の深さを感覚的に鋭く提示している作品でもあります。
しかし一方で、深刻&辛口のドラマとは言っても、長女:新玉三千代、次女:久我美子、三女:黛ひかるの美女姉妹に加えて、環三千世もコケティッシュな魅力を見せてくれる―美女の饗宴作品でもあり、(久松作品らしく)新玉三千代の美しさは、怒った表情でも輝くほど凄艶さなのであります。
大阪の風景の中に華やかな三人姉妹の真摯な葛藤を見せて“人生の真理と家庭の機微”を描いた作品で、成瀬巳喜男の林芙美子作品「浮雲」、「稲妻」、「挽菊」等とは“登場人物の体温と華やかさ”で一味違った作劇に注目の映画であります。


ねたばれ?
1、“見てくれが良い&経済力のある男は不誠実で、誠実な男は貧相”というのは真理であります(女性にとっては究極の選択ですな)。
2、本作を観た関西人曰く“いくら悩んでいても、あんな気の無いお好み焼きの焼き方をするもんは関西人にはおらん!”

詳細評価

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