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東京おにぎり娘 (1961)

監督
田中重雄
  • みたいムービー 3
  • みたログ 19

3.25 / 評価:8件

大阪生まれの…

  • bakeneko さん
  • 2010年1月14日 11時46分
  • 閲覧数 701
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

中村鴈治郎の頑固親父と若尾文子のしっかり娘の掛け合いを軸にした、“東京下町人情喜劇”の佳作であります。

当時の大映は、文芸や時代劇、特撮やサスペンス等多くのジャンルでヒット作を連打していましたが、“庶民喜劇”は松竹や東宝に大きく水を空けられていました(喜劇を上手く創り上げるには、脚本や役者もですが、やはり演出が大切なので、人材が少なかった大映は一朝一夕にはシステムを構築出来なかった様なのです)。
そして、新人を起用したり、小津安二郎を借りてみたり(「浮草」)、色々と模索していた時期の本作は、喜劇&庶民劇としては“ぎこちなさ”がありますが、逆にそこが“大映らしい”作風となっています。
松竹だったらーもっと細やかで地に足の着いた人物把握を
東宝だったらーしっかりとした物語と社会性を
―織り込んで且つ“気の置けない”喜劇になるところですが、
ちょっと“洒落っ気”と“突き抜けた笑い”に欠ける“生真面目さ”を感じさせる作風となっているのであります。
それでも、中村鴈治郎の“困った親父”の名演と若尾文子の“ふっくらほっぺ”で、穏やかに笑える合格点の出来になっています。そして、共演の叶順子♡、川口浩、ジェリー藤尾、伊藤雄之助、沢村貞子らもしっかりとサポートしています。更に、1960年代始めの新橋の周辺が舞台となるので、都心部にありながら庶民的な街を観るのも興味深く、カメラと色彩は流石に綺麗であります。

同じ顔合わせでの緊迫感漲る「雁の寺」とペアで観ると主演2人の芸風の違いに驚きつつ笑える作品で、大映の数少ない“庶民喜劇”であります。

ねたばれ?
もう少し火を通した方が…。

詳細評価

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