悪名

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悪名
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(10件)


  • kyo********

    4.0

    男が自らの魅力だけで勝負できた時代

    極論すれば、現代日本(女が男並み、あるいはそれ以上に稼げる時代)において、男の価値は金を持っているかどうかが全てである。どんなにいい男(例えば、朝吉、貞)でも金がなく、職業がよろしくなければ、なかなか女性には相手にされないだろう。 映画の舞台である昭和初期は、女は進学や職業選択で制限があり、男に頼らなければ生きていくのが難しかったというのも無論あるだろうが、今と違って人情があった時代なので、男に惚れたらどこまでもの世界であった。 このような時代なら、男は目先の金銭に囚われることなく、自分の魅力を最大限生かして行動できたのではないだろうか。隣の芝生は青く見えただけかもしれないが、世間体を気にしてちまちま生きているだけの自分にはなんとも羨ましい世界だった。

  • yok********

    4.0

    役者の魅力。

    話は単純だが、勝新、田宮二郎、両氏の演技力の力と、ほとばしるスター性。 それだけで引き込まれる映画でした。玉緒さんが可愛くて。

  • いやよセブン

    3.0

    朝吉とモートルの貞

    今東光原作の任侠映画で、朝吉(勝新太郎)とモートルの貞(田宮二郎)のコンビが面白く、シリーズ化された。 朝吉は義理人情に篤い暴れん坊で、女(中村玉緒、中田康子、水谷良重)にすさまじくもてる。 惚れられた女を捨てても、恨まれることもないのがすごい。 悪名が誕生するまでが本作。

  • kun********

    3.0

    シリーズ1作目

    勝新と言えば座頭市と直ぐに出ますが、他に兵隊やくざも有り、シリーズ男 だったのですね。 豪放磊落を地で行く人がそのままのキャラとなり、そのままスクリーンに登場 きっとご本人もさぞ楽しい人生だったと思います。 最後は飲酒タバコ不摂生も有り、がんで他界された様ですが、多分悔いは無かったのじゃないですかね。享年67歳なんですね、結構今の感覚だとお若い。 戦後15年未だからまだ戦時の名残りに包まれてた頃、治安は良いとは言えない。警察組織も戦時体制からの脱却を未だ摸索してる感じでしょうか? 自然ヤクザ組織が幅を利かせてる。幕末もそうですが、世間がざわついてる時には、裏組織が蔓延る物で、この映画も時代を反映してる。 之が仁義なき戦いや網走番外地等に引き継がれていくのでしょうね。 今の若い世代にはピンと来ない話では有ります。 筋は遊び好きの若者がヤクザ組織と対立する物。 3段に分かれてて、一番手は20人程度2番100人3番2000人程度と ステップアップしていく。 一番手の地元田舎ヤクザの親分は同程度のほかの組織と縄張り争いを繰り返してるので、腕と度胸の有る勝さんみたいな人を欲してる。 其処の団体に相棒の田宮さんが幹部として居るけど、親分が余りにも情けないので、勝さんを頼り、団体抜けしてしまう。 其処からこの悪名シリーズが始まる訳ですね。 田宮さんは勝さんと違い繊細でストイック。 役者人生に全てをささげ、悩み挙句銃により自殺されました。 私も結構こうしてみると人の最期を幾たびも見て来た分長生きしてるってことですね。

  • al2********

    4.0

    悪名

    ヤクザが嫌いで酒も弱いがめっぽう喧嘩が強い男(勝新太郎)と彼を自分の親分のように慕う男(田宮二郎)、キャラの違う二人の親分子分コンビがかっこいい。 ばくちや女好きでヤクザにもよく絡まれる二人だが決して根っからの悪人でも何でもない逆に正義のヒーロー。 彼らが遊郭に無理やり連れていかれた女性を救うべく奮闘する。 任侠映画とは言っても決して血生臭くも暗くもなく人情味あふれるストーリーで楽しめる傑作です。

  • sla********

    5.0

    なぜ、これほどの名作を

    どこをとっても文句の つけようがないほどの名作。 いや、ほんとに物凄い。 このような映画には 文句なしの★×5を献上。 原作が今東光の文芸作品。 劇中にやくざが登場するが、 東映のようなやくざ映画ではない。 朝吉「わい、やくざは嫌いでんねん」 の台詞があるように、 やくざ批判映画ではないだろうかと思う。 まあ、そうは言っても 貞はやくざですがね。笑 とにかく一場面、一場面が とてもカッコイイ。 昭和の雰囲気も抜群に出ている。 それに俳優人が豪華、豪華。 勝新、田宮のコンビに 大映の看板脇役、須賀不二男が出ている。 そして何より浪花千栄子の女親分。 この女親分がとてつもなくすごい。 また、宮川一夫の神がかった撮影が この作品をより一段と 価値あるものにしている。 これ、絶対今では撮れない映画だろうね。 監督は長年、溝口健二作品の 助監督を務めてきた田中徳三。 なんと言いますやら、 黒澤、溝口、小津らの影に 隠れてしまった感があり、 あまり評価されていない。 徳三監督はこれら3人の大巨匠を 尊敬していると語っていた。

  • どーもキューブ

    5.0

    ネタバレ素敵なピカレスク大映映画

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • syu********

    5.0

    原作   今東光

    真面目一徹の朝吉に対してハイカラでイカす田宮二郎のコンビがとても楽しい。 因島の女親分にステッキのムチを受け、「わいが死んでもわいのど根性は死ねへんわい」の名セリフはクライマックス。

  • ********

    4.0

    勝新と4人の女

    やくざじゃないやくざ映画ですが、タイプが違う4人の女と勝新の関係がすべて。中村玉緒はひたすらかわゆく、水谷良重ははかなく、中田康子は明るく、浪花千栄子はこわい。特に、愛を誓う書面を求めるシーンでの玉緒のしぐさの幼さと体つきの幼さ。翌年、実際に勝と結婚するわけですから、勝はロリコンの気があったのでしょうか。 女たちはみな勝にほれますが、惚れかたがみんな違う。駆け落ちまでしたのに別れてしまった中田との再会シーンは、キスを迫る彼女を捉えるカメラが、いきなりすっと勝目線のアップになる。その時の彼女の笑顔。たまりません。 のちに「白い巨塔」でブレイクする田宮二郎が親分ー子分の盃を求めるシーンでは、勝がぐっと田宮を引き寄せ「仲のいい兄弟でいいじゃねえか」と感動させますが、このシーンはどうみても同性愛。キスするのかと思いました。女ばかりでなく男もほれる。「勝新と4人の女と1人の男」ということになるようです。

  • kaw********

    5.0

    若き日の思い出

    映画の題名とは裏腹に純粋な若者の姿が気持ちいい。 時代が変わっても日本人の心は変わらないことを祈っています。

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