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嵐を突っ切るジェット機

bakeneko

5.0

ネタバレ鯨肉が食べ放題だった頃

小林旭主演の“嵐を…”シリーズの一遍ですが、主人公が自衛隊のジェットパイロットという設定なので、航空自衛隊の飛行&編隊曲芸映像を観ることが出来ます。 1960年当時の日本の状況も詳細に描かれていて、 沖縄はまだアメリカ領。 鯨肉が激安!(食卓に出てくると貧乏人でも不平が…)。 戦前の“航空兵あがり”が自衛隊や民間飛行に参加していた。 宣伝ビラ撒きが規制されていなかった。 自衛隊が愛知県警察航空隊として警察的役割も果たしていた。 …等の事実も今となって興味深い時代色であります。 小林旭主演のワンマン映画で、お話は日活らしい“兄弟の相克”を飛行機に絡めていますが、基本的に空中戦やクラッシュ場面を挿入できないので、“其処をどうやって誤魔化して映画を盛り上げていくか?”が見所となっています。 小林旭 &葉山良二の共演に、ヒロインの 笹森礼子が可憐さを添えている作品で、吉行和子もゲスト出演で喪服姿を見せてくれますよ! ねたばれ? 本映画に登場する機種はアメリカのノースウエスト社のF-86Fで、朝鮮戦争で活躍後アジア諸国に配給されました。日本での愛称は旭光(きょっこう)ブルーインパルスの初代機体でもあり、1964年東京オリンピックにて大空に五輪旗を描いたことでも有名であります(口が開いた“こいのぼり”のような形態が可愛い!―でも“ゴジラ映画”では“やられメカ”の代表なんだよなあ~)。

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