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ひばり・チエミの弥次喜多道中 (1962)

監督
沢島忠
  • みたいムービー 0
  • みたログ 9

3.67 / 評価:6件

♪車がないから 歩いてゆこう~

  • osugitosi さん
  • 2013年2月16日 19時54分
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

♪汽車がないから 歩いていこう!
 
 レジャーブームの 江戸時代~

 お江戸日本橋 振り出しにィ
 五十三次東海道~ 東海道は松並木
 海が見えます ほのぼのとー
 はるかにかすむはァ
 歌に聞こえた ああんああんああんあ~
 富士の山~

 それ ダダッダダダ ダダダ~ 〃

 ここは天下のハイウェイ!!


と、タイトルに流れる主題歌。
 この歌詞どおりのゴキゲンな映画です。

美空ひばりと江利チエミがお江戸の歌舞伎小屋の
下足番(クローク)のアルバイト?をやってて
ひばりが近眼で、チエミがあわてん坊という設定。
夢も希望もあり、恋にもあこがれるが、
全然芽が出ないコンビ・・・

そんな彼女らが、麻薬密売組織に関わってしまい
牢屋に入れられます。
関係ないことが分かり、
表彰状までもらって出所するも
歌舞伎小屋からは邪魔者扱いされて、
江戸を出ろといわれます。

そして、二人は男装して、弥次さん喜多さんになって
旅に出ます。
まあ江戸から京都の東海道五十三次であります。
なんでこのコースを二人は行くのか?
説明はありませんが、定番だからでしょう・・
同じコースを麻薬組織の幹部?も移動。
さらにはそれを追う同心も・・・

というわけで、各宿場での3つどもえの騒動が
描かれてゆくわけです。
最後のクライマックスは当然ゴールの京都です。

で~この作品の一番の特徴は
主題歌の歌詞でもわかるとおり
時代劇ですが、やってることは(とくにセリフ)
現代劇であります。
現代(制作年の1962年当時)の世相を反映したセリフが
全編使われてます。
バラ色の青春とか断固反対とか60年代らしい言い回し。
さらには、「たとえ放射能の雨の中だろうが・・・」
なんてセリフまで出てきます。
前述の表彰状なんて金の枠のデザインで、現代の賞状そのまんまだし、
歴史にうとい今の人が見たら、江戸時代からそんな表彰状があったのか。
と思うかも。
さすがに江戸時代から放射能が注目されてたと
思う人はいないでしょうが・・・・

さらに、ところどころ歌あり、踊りありの
ミュージカルじたてという点も魅力です。
とくに主役のお二人は楽しそうに、
劇中の人物と同じように
青春真っ只中!という感じです。
ただし、キャッキャキャッキャしすぎて
うるさいのがたまにキズ。
千秋実扮する同心が、旅の所々で二人に出くわすと
「また出たー」と逃げ隠れする気持ちもわかります。

さらに、お話の展開しかたが大雑把で、もっと丁寧な編集であればなぁ
と思う部分がおおいのも玉にキズですが、
それだけパワーで押してるということでしょう。

今の人にとって美空ひばりというと大御所感があって
演歌系だし、とっつきにくいと思っておられるかもしれないが、
この作品を見ると、歌も演技もうまいアイドル!
としてみる事ができると思います。
近眼の設定で、目を薄めて近くの顔など見る仕草は
キュんとなること請け合い。
(とくにメガネフェチの方は萌ますよ?) 

今のアイドルでリメークしようにも
これだけできる方はいるかな?とも思うし、
これだけ時代劇としての豪華なセット、エキストラの多さ、
今では出来ないでしょう。
CGならよほど精巧でないと絵空ごとで終わるでしょう。
この作品も現代調でリアルな時代劇ではないが、
セット衣装、など充実して本物の時代劇感があるから
逆に現代調を取り入れても生きてくるのであります。

背景などがリアルではないところで現代調の時代劇をやっても
しらけてしまうというものです。
最近の作品にもたまに見られますね。


♪やがて見えるはァ

 こすにこされぇぬ ああんああんあーあ

 大井川~ 

 それ!ダダダッ ダダダ ダダッダー
 
 一時ストップままならぬ!!

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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