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愛染かつら (1962)

監督
中村登
  • みたいムービー 1
  • みたログ 7

3.33 / 評価:3件

花も嵐も踏み越えて♪

  • bakeneko さん
  • 2011年12月14日 13時47分
  • 閲覧数 475
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

言わずと知れた1937年から1938年まで雑誌「婦人倶楽部」に連載された川口松太郎の小説の(今のところ最新の)映画化で、メロドラマの面白さとカタルシスを凝縮したストーリーに、流麗な映像と音楽がシンクロした名作であります。

“愛染かつら”は、「暖流」や「君の名は」等と並ぶメロドラマの名作として今までに何度も映画化されてきていて、
1回目(1938-39):監督:野村浩将、主演:田中絹代、上原謙
2回目(1948):監督:久松静児、主演:水戸光子、龍崎一郎
3回目(1954):監督:木村恵吾、主演:京マチ子、鶴田浩二
そして本作(1962)監督:中村登、主演:岡田茉莉子、吉田輝雄
となっています(薄幸ながら恋愛に関しては最強のヒロインは女ならば一度は演じてみたい役No.1であります)。
常に製作された年の“現実的なお話”にすべく、小道具や文化風俗が刷新されていく作品でしたので、本作の製作年度(1960年代)は物語の基本となる―“社会的身分が恋愛の障害になる”ことを大衆が納得できた最後の時代であり、以後本原作が製作されなかったことは時代の必然なのかもしれません。
しかしながら、
恋人達を妨げる身分や社会制度の壁!
アクシデントによって“すれ違う”スリル!
自己の恋心を素直に表現できない奥ゆかしさ
等が存在していた時代の“恋の流転と奮闘”は抜群に波乱万丈で面白いのであります。
主演の美男美女に加えて、本作の見所は一世を風靡した音楽と小津安二郎作品でも見事な映像美を見せてくれた厚田雄春のカメラで、東京駅のシークエンスは、女優の美しさと演技&躍動する映像美&音楽の三拍子がそろった名場面であります。


メロドラマの楽しさと本質を魅せてくれる作品で、続編もありますが一応きちんと区切りが付きますので本作単品でも十分納得&完結の映画であります。


ねたばれ?
夫君の吉田喜重氏によれば、松竹に入られた頃の岡田茉莉子さんの印象は、とても映画製作に真摯な性格で撮影現場までを“いつも駈けている女性“だったそうで、本作でも美人が走る場面を堪能出来ます♡
(そういえば当時の松竹の生え抜きのもう一人の看板娘は“駈けずのお志麻”こと岩下志摩さんでしたから好対照だったのでしょうねえ)。

詳細評価

物語
配役
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映像
音楽

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