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左ききの狙撃者 東京湾 (1962)

監督
野村芳太郎
  • みたいムービー 4
  • みたログ 15

3.75 / 評価:4件

あまり急いで手錠を掛けると…

  • bakeneko さん
  • 2014年10月9日 6時35分
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

麻薬捜査官の殺害に端を発する-暗殺者の探索と麻薬組織捜査を、1960年始めの東京の風景の中に野外ロケを多用してセミドキュメンタリータッチで描いた犯罪捜査活劇の佳作であります。

東京の街はオリンピックの前と後で大きく様変わりしました(小さな街並みが根こそぎ整地されて、数寄屋橋だって無くなっちゃったんですから…)。
本作はオリンピックに際しての街並みの改変が行われる直前の東京を活写した作品で、犯罪捜査に駆け回る刑事を追って、繁華街や電車、隅田川周辺…と様々な場所を映しだしていきます。
ダッシンの「裸の街」を彷彿とさせる-セミドキュメンタリーな絵作りに拘ったカメラワークを駆使していて、役者が街の雑踏の中に自然に溶け込んで物語の臨場感と現実感覚を現出させています。
そして、後に「砂の器」などの作品で野村の作劇の基本になる“追う側の葛藤と追われる者の哀しみ”や過去の因縁といった人間ドラマも、芥川也寸志の音楽をバックにしっかりと描き込まれていて、捜査チームの地道な検索や悪社会組織の大掛かりな組織性も活写されています。

主演の西村晃に加えて、玉川伊佐夫、三井弘次(酔っ払っていない役は珍しい!)、加藤嘉(「砂の器」とは対照的な悪の大物)、佐藤慶、高橋とよ(眼帯が素敵)、浜村純…ら芸達者で固めた演技陣が現実感をもたらしていて、ラストの列車内での対決までセミドキュメンタリータッチと活劇&人間ドラマが上手くかみ合っていますよ!

ねたばれ?
1, あの銃じゃあ、ボンネットを撃ち抜いて致命傷は無理だと思うけど…
2, 悪の組織なのに意外と素直にお金を渡してやるのね…(ボスが、加藤嘉だからなあ~)

詳細評価

物語
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