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おへその大将 (1962)

監督
佐伯幸三
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3.00 / 評価:4件

“鉄”は誰が買い上げていたのだろう?

  • bakeneko さん
  • 2011年7月21日 11時49分
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

梁石日や小松左京の小説でも有名な=大阪砲兵工廠(大阪の旧帝国軍の軍需工場跡)の鉄骨を回収して生計を立てていた“アパッチ族”を主題にした実際の物語であり、共同街の傍らに住む医師夫婦の人情味溢れる奮闘を描いた“社会&ヒューマンドラマ”の佳作であります。

戦後の混乱と在日人のバイタリティの象徴ともいえる“アパッチ族”は何度も映画化されていますが、本作が創られた1962年にはギリギリ本物の“工場跡の鉄骨”が残っていた様で、ドラマ部分はフィクションがかなりありますが、淀川の俯瞰に見える“戦争の巨大な遺跡”の巨大&存在感は壮観であります。

様々な辛苦の中で逞しく生き抜くスラム街の群像を、山茶花究、花菱アチャコ、山崎努、原知佐子らが熱演していますし、人情家の医者のフランキー堺とその清純な妻に新玉三千代が清涼感をもたらしています。
流石に笑い飛ばせないほどの貧困の実話に基づいていますので、シビアなドラマ展開の“重さ”はありますが、山茶花究と花菱アチャコが見せる“したたかな生命力”と新玉三千代や子供&犬に表わされる“愛すべきものの輝き”に感銘を受ける作品であります。
また、なるべく控えめにしていますが、“在日”の人々がこの不思議な町を作っていることも細かく示されていて、戦後の日本の問題も華燭なく示している映画であります。



ねたばれ?
どうして“銀”があったのだろう?

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