二人で歩いた幾春秋
102分
二人で歩いた幾春秋
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作品レビュー(2件)
- ton********
4.0点
中流以上の家庭を淡々と、しかし細かな機微を繊細に映すのが小津。 下流家庭にもスポットをあて、起伏激しく感情豊かに映すのが木下。 だと思っている。残念なのは、どちらも素晴らしい作品を多く残しているのに、木下恵介の認知度、評価があまり高くないこと。 高峰秀子と佐田啓二コンビで原作ありの脚本。 道路工夫、小使いという仕事。人より下に見られる仕事。仕事中に子供とすれ違っても、無視される仕事。 生きることの辛さ大変さを、子を想う親の愛を、しっかりと、しかし湿っぽくならず映しとる。 幕間に詩歌を挟む手法は、二十四の瞳や永遠の人に見られる、木下恵介ならではの手法では。 白黒映画の時代に斬新。 やっぱり凄いなぁ。 個人的に、菅生きんの出番がそこそこ多いのに、役名が「望月さんの奥さん」なこと。名前をあててあげても… 久我美子は適役だとは思えなかった。 小津作品での銅像のような佐田啓二が、ラブレター話しに恥ずかしがり、息子の怪我に気を失ない、妻と子からも無視され涙し、夫を想い息子に手を上げた妻に驚き、と図らずも感情豊かな佐田啓二に萌える、そんな映画です。 いや、人が人を想う、そんな映画でした。
- bakeneko
5.0点
ネタバレおまえは“とら”だ
このレビューにはネタバレが含まれています。
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