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箱根山 (1962)

監督
川島雄三
  • みたいムービー 10
  • みたログ 18

4.15 / 評価:13件

よく食べるなあ

  • bakeneko さん
  • 2009年8月7日 17時47分
  • 閲覧数 753
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

獅子文六の人気小説を川島雄三が監督した、箱根の温泉地の開発競争を背景に、高度経済成長期の人々を生き生きと描いた“人間群像喜劇”の傑作であります。

最晩年の川島雄三の作品の一つで、いつもの様に実験的な映像のお遊びを入れながらも、“鋭い人間観察&心理把握からなる”群像劇として、昭和30年代の日本人をしっかりとフィルムに刻んでいます。

しかしまあ、本当によく“人間”を掴んでいます。
政治家、土建屋、起業家、旅館の経営者、番頭、使用人、温泉発掘業者の老若男女を、それぞれ明確に性格付けて縦横に交錯させて動かす演出は、現実の社会を見ているようであります。そして、それらの人物が自然に“自らの行動原理に沿って”動くことのアンサンブルから生じる笑いとドラマは、少しも作為のわざとらしさを感じさせずに抜群に面白く、映画的快感に満ちているのであります。

役者には、加山雄三&星由里子(♡)のカップルに、東山千栄子、佐野周二、三宅邦子、藤原釜足、東野英治郎、森繁久弥らが絡んで、それぞれが正に実在する人物化の様な名人芸を見せてくれます。

いつもの川島の辛辣な人間批判も垣間見えますが、同時に“人間という滑稽で愛すべき存在への愛着”も見えてくる、“大笑いしながらも、ちょっと人間&日本人について考えさせられる”全世代にお薦めの娯楽作品であります。

詳細評価

物語
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音楽

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