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放浪記

放浪記

123

たーちゃん

2.0

ネタバレ花の命は短くて苦しきことのみ多かりき

森光子さんの舞台で超有名な作品。映画になっているという事で成瀬巳喜男監督作品を拝見しました。主演の林ふみ子役が高峰秀子さん。 作家の林芙美子さんの自伝的作品という事くらいしか、知識がなく拝見したのですが、正直そんな名作?つて感じの感想です。 林ふみ子という女性ですがイケメンにはすぐ惚れやすい尻軽女性にしか見えませんでした。作品を書くという執筆意欲はすごいと思いましたが、何だか変わった性格で自分勝手なイメージです。加藤大介さん扮する安岡信雄の気持ちを知りながら、自分の困った時だけ頼りにしたりするのはひどいと思いました。 あと実際にあったことなのでしょうが、自分が夫だと思っていた伊達春彦(仲谷昇)が妻と称する女優で詩人の日夏京子(草笛光子)を自宅に連れ込んでいてふみ子と鉢合わせしてそれが原因でふみ子は伊達と別れます。そのあとカフェの女給になった時に白坂五郎(伊藤雄之助)の紹介で京子と再会するのですが、詩人の仲間として京子と二人で同人誌を勧められて二人で発行する事になります。京子も伊達とは別れたからといって、同人誌として発行できるという事だけであまりにもすんなり京子の事を許してしまいます。あまりにも打算的です。 またそれからしばらくした後、村野やす子(文野朋子)からの申し入れで、女性誌への掲載をふみ子と京子のどちらか片方の良い原稿だけ掲載する事を言われて、ふみ子は自分の半生を描いた「放浪記」を寄稿します。京子は時間がないからという理由で自分の原稿をふみ子に預けてしまいます。それを締切日を過ぎてからふみ子はやす子に持参します。締切日が過ぎているという事から京子は選考の対象から外され、ふみ子の「放浪記」が雑誌に掲載され、これが評判となって作家としてデビューできるようになります。ふみ子が堂々と作品が認められてデビューできていれば別ですが、なんかズルしているような気がしてしまいます。 高峰さんがずっとけだるそうにしているキャラクターなので、全く魅力的に感じません。カフェでお客を盛り上げる時には愛想良くしていますが、それ以外ではブスっとしていて魅力的な方ではありません。 (森光子さんの舞台で有名なでんぐり返しのシーンはありませんでした。これはどんなシーンでやるのでしょう?) 期待しすぎた割に残念な作品でした。

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