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脱走山脈 (1968)

HANNIBAL BROOKS

監督
マイケル・ウィナー
  • みたいムービー 4
  • みたログ 41

4.25 / 評価:17件

脱出作戦 with 象!

  • 一人旅 さん
  • 2016年12月29日 19時14分
  • 閲覧数 275
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

マイケル・ウィナー監督作。

二次大戦時、ドイツ軍の捕虜となったイギリス兵・ブルックスが、一頭の象を連れてスイスへ脱出を図る姿を描いた戦争ドラマ。

【戦争×動物】の異色の戦争ドラマ。全編コメディタッチなので、とにかく楽しい逸品。映像までやたら晴れやかで、満天の青空&『サウンド・オブ・ミュージック』を彷彿とさせる草原の画が煌びやかで解放的で、映像だけ見たら戦争映画らしくない。しかもそこに、ヨーロッパにはいないはずのインド象が闊歩するのだから、それはもう普通の戦争映画とは似ても似つかない独特のゆるい空気が充満することになる。

とはいえ、戦争映画らしい演出(展開)もしっかり導入済み。山道での銃撃戦、ルネ・クレマンの『鉄路の闘い』を想起させるダイナミックな列車大転落、ロープウェー上での突飛な攻防などなど...。大人しい象も何だかんだで戦争に巻き込まれ、主人公ら脱走兵を強力にサポートする大型新人助っ人として大活躍する。象の圧倒的パワーを活かしたクライマックスの戦いは痛快だ。

ヒトと象の種族を越えた絆にも注目したい作品で、主人公のブルックスはあくまで“象を連れて”のアルプス越えにこだわる。人命よりも何よりも象が大事で、空襲で火事になれば即座に助けにいくし、ドイツ軍が迫ってくれば象を連れて一緒に逃げる(シェパード犬は殺すのに!)。なぜブルックスがそこまで象に執着するのか定かではないが、恐らく象は平和を象徴する存在であり、戦争を嫌う平和主義者のブルックスは無垢な象を無意識の内に自分自身に重ね合わせている。

象の愛らしい名演も印象的。もちろん喋りはしないが、ブルックスの問いかけに頭を一生懸命上下させて答えてみたり、積み上げられた丸太をグイグイ押す仕草が可愛い。何より、つぶらな瞳がキュートで癒し効果絶大である。

詳細評価

物語
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