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私は二歳 (1962)

監督
市川崑
  • みたいムービー 9
  • みたログ 166

3.57 / 評価:60件

この子、今は52歳。

  • 百兵映 さん
  • 2014年11月23日 19時55分
  • 閲覧数 1374
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

(4歳と1歳の孫たちと暮らしている爺ちゃんの目には、)この子はちょっと年齢的には不自然に見える。ついでながら、この夫婦も不自然でぎこちない。

 市川崑監督と和田夏十のコンビの作品というので観たのだが、どうも感心できなかった。どこにでもある子育て奮闘記といったところか。そうであればもっとどこにでもある奮闘のエピソードを並べたら良かった。3世代同居の苦労話といったところか。そうであればもっとどこにでもある苦労エピソードを並べたら良かった。いずれにせよ喰い足らず、中途半端。

 終盤になって、ご亭主が映画の“まとめ”とでもいえるスピーチ(子どもを産み育てる喜びと希望といったようなこと)をやる。これが似合わない。夏十さんが仕方なしにこういう具合にまとめたのだろう。おそらく苦笑しながら。

 1962年の作品という。戦後17年目で世の中が落ち着きを見せ、2年後の東京オリンピックに向けて活気が見えていた時だ。テレビ・ラジオで坂本九の「上を向いて歩こう」や梓みちよの「こんにちは赤ちゃん」が繰り返し流されていた。一般庶民の間で“子育て”を真面目に考える余裕が出て来た。そういう時の映画だ。ま、こういうことであったのだろう。

 そして50年経って今これを見れば、現代の子育て事情(それは少子化に代表される社会問題)に通じる初期症状がすでに映し出されていたのだ。そう考えれば、これはこれで良い映画ということになるだろうか。

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