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月給泥棒 (1962)

監督
岡本喜八
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  • みたログ 15

3.60 / 評価:5件

ジェリー伊藤大あばれ!

  • bakeneko さん
  • 2012年11月12日 8時25分
  • 閲覧数 378
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

高度経済成長期のカメラ会社の外国顧客獲得争奪戦を,要領の良いやり手社員:宝田明の大車輪の活躍とヒロイン:司葉子とのラブコメを混えて活写した―岡本喜八流“サラリーマン出世喜劇”の快作であります。

え~,タイトルで名前を出しました―ジェリー伊藤さんですが,“そんな人知らないよ~”と思った方も,1960-80年代の映画やTVで一度は目にしたことのある東宝の外人俳優さんで,「モスラ」,「世界大戦争」,「ニッポン無責任野郎」,「国際秘密警察 指令第八号」「宇宙からのメッセージ」やNHK大河ドラマ等で,聞き取れるガイジン日本語を操る俳優として重宝されていました(正体はニューヨーク生まれですが日本人とのハーフで,本名ジェラルド・タメキチ・イトウ,日本人と結婚して帰化していました―日本語も実は流暢)。
本作では,中東の石油成金国の元首として出ずっぱりで力演していて,インドネシアの首相スカルノ(デヴィ夫人を見染めた人ですな)をモデルにした“変なガイジン”に実在感を持たせています。そして,宝田明扮する“要領モーレツ社員”と司葉子のヒロインの仲を振り回して,ハチャメチャな笑いを誘ってくれます。
植木等の“日本一の○○男”シリーズを岡本が作ったらこうなる―という作品で,キレの良いカットバックとリズム&才気溢れる繋ぎ,そして淀みの無いストーリー展開で最期まで突っ走って本家?を凌駕する出来映えを楽しませてくれます。
天本英世こそ出てきませんが,初期の岡本喜八組の俳優も大挙して適材適所で魅力を発揮している作品で,明るいカラーに彩られたハッスル喜劇を魅せてくれます(横山道代(ツンデレが可愛い!) ,若林映子(悪女が素敵!) ,原知佐子(爽やか&健康的!)の溌剌とした華に加えて,塩沢とき(色っぽい!)も出演しています)。

ハチャメチャな様でいて,きちんと論理性のある展開と物語上の仕掛けの回収に感心する―才気あふれる楽しいコメディで,時として荒唐無稽さがシュールの域にまで翔んで行ってしまう―クレイジーキャッツの作品と見比べるのも一興かと思います。

詳細評価

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