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しとやかな獣 (1962)

監督
川島雄三
  • みたいムービー 26
  • みたログ 221

3.95 / 評価:96件

元祖パラサイト

  • ガーディニア🥺 さん
  • 2020年7月11日 12時45分
  • 閲覧数 681
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

コロナの影響でステイホーム。この映画のように部屋から出ずにいるため、暇つぶしにU-NEXTで久々に観賞。

お金のあるところかしこに寄生して甘い汁をちゅうちゅう吸う生活をする家族という設定が、昨年のアカデミー、パラサイトに似ていて、しかし本作は新興団地のLDKから一歩も出ない、かなり実験的な設定。

当時の日本映画にはなかったような、セミヌードのシーンや不倫やセックスに関するあけすけな会話、冷たい仮面のような表情や性格、ポエトリーリーディングのようなセリフ回し、60年代初頭の新しいポータブルサイズの電化製品や、コンクリート、TOKYO1962の街の雑音が、そこかしこに登場。

この映画は、確か大瀧詠一氏のフェイバリットで知ったと思うが、過剰なまでの和洋折衷な演出が、氏の音楽に同調する部分もあるかもしれない。

白黒テレビから流れるロカビリヰミュージックに途中から重なる歌舞伎のお囃子は、実験的な演出に自然に溶け込むリミックスの走り、団地の窓から見える夕陽をバックに、そのリミックスでツイストを踊る子供達、淡々と蕎麦をすする純日本風な夫婦。
昭和37年に、こんな、50年は先取りしたキ○ガイ映画があることに驚きました。

今も、海外の映画監督にファンが多いのもうなずける、川島雄三氏の映画をもっと追いかけたくなりました。
ステイホームの部屋の中で、一歩も出ずに。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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