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しとやかな獣 (1962)

監督
川島雄三
  • みたいムービー 26
  • みたログ 221

3.95 / 評価:96件

うわぁ凄い映画に出逢ってしまった!

  • エル・オレンス さん
  • 2020年12月8日 22時22分
  • 閲覧数 193
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

1962年は、小林正樹の『切腹』、黒澤明の『用心棒』、小津安二郎の『秋刀魚の味』、市川崑の『破戒』、そして川島雄三の本作と、目も眩むような名作の宝庫ですね・・!

何と言っても、映像演出が凄く面白い!こんな映画今まで観たことない!基本は固定カメラに据えて、上下左右、縦横斜め、窓越しドア越しと、多様なアングルで攻めながら、狭い部屋から部屋を行き交う奇抜なカメラワークが天才的!映像の隅々まで、楽しさや発見が散りばめられており、終始全く飽きさせない作りです。舞台風ながら、映画ならでの良さを最大限に引き出す川島監督の手腕が輝きます。

カメラワーク以外にも、真っ赤な夕陽の中、両親が蕎麦を食べる傍らで、姉弟が太鼓音に合わせモダンに踊り狂ったり、「バラックの中で雑炊をすすっていた頃に戻りたいのか!」という一喝の直後の、薄暗く不気味な家族のドアップetcc..強烈な場面も数多いです。

役者陣も、特に伊藤雄之助&山岡久乃のやり取りが素晴らしいし、若手女性陣も、若尾文子は勿論良いですが、それ以上に浜田ゆう子の妖艶っぷりが印象に残ります。

新藤兼人による、二転三転しながら加速してく脚本のレベルの高さにも脱帽!客人が去る度に、態度が豹変して和気あいあいする一家とか、個々の人間がストーリーが次々と腹黒さを露にしていく様とか、とにかく面白いです。

本当に凄まじい映画に出逢ってしまったと、ただただ興奮するばかりです!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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