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黒の報告書

mal********

4.0

「ザ・ガードマン」が3人出演してます。

単純に面白いと言うには、ストーリー展開は重いですし、結末は決してスカッとはしません。正義を信じる若い検察官を宇津井健を熱く熱く演じていますが、対する人間の欲深さを巧みに操るベテラン弁護士を小沢栄太郎がホンマいやらしく演じ、正義と悪の図式の対比がとても面白く観られます。また、殿山泰司、上田吉次郎(あの独特の声が懐かしかったです)といった名脇役の存在が映画を面白くさせていると言ってもいいでしょう。冷静に観れば検事側も弁護側も違法な行為をしているし、弁護側の証人の証言にもかなり無理がありますが、法廷シーンは最後まで”有罪””無罪”の判決も予想できない緊張感でいっぱいでした。また、理不尽な暗さを持っただけの結末にせず、一条の光を残して終わらせる静かな余韻には、素直に観て良かったなと思わされます。熱い日本映画を観たい方にオススメします。

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