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無宿人別帳 (1963)

監督
井上和男
  • みたいムービー 1
  • みたログ 9

3.78 / 評価:9件

接骨が拙い寄せ木細工、ストーリーが甘い。

  • 百兵映 さん
  • 2016年12月25日 13時48分
  • 閲覧数 416
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 松本清張原作だから安心して見れる骨太の推理ものと思ったが、骨は「太い」がちょっと荒い。解説では、「清張の短編『佐渡流人行』のストーリーをベースに、『無宿人別帳』中に収録された『逃亡』の設定をまじえ、脚色した作品。」(ウィキペディア)というから止むを得ないことだ。いわゆる“接骨” いや“寄せ木”だ。一貫性はない。

 佐渡の閉鎖社会の病巣が描かれている。隔離社会だから我々には分からない。だから、こうだったのだと映像化して見せられたら、そうでしたか、というしかない。ドラマは見えない。

 まぁイケメン俳優、個性派俳優、ずらりと顔を見せて十分実力を発揮している。その華々しさをこの暗い『別帳』で展開するというのが狙いだったか、皮肉だったか。

 この孤島で一番のワルはどいつだ。何もかも焼け落ちて、どいつもこいつも死んでしまうが、加賀谷という御用商人だけが安否・所在不明のまま終わってしまう。今の社会を暗示しているのだろう。正義感を持って赴任する若手行政官も、すでにはびこっている旧悪勢力には太刀打ちできない。そういう今の社会の閉塞感を表したかったのだろう。でも、こういうキャスティングでの総花的展開が似合うだろうか。

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物語
配役
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