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人生劇場 飛車角

たーちゃん

2.0

ネタバレやると思えばどこまでやるさ

村田英雄さんの「人生劇場」という歌はとても有名だし、このタイトルも知ってはいましたが不勉強のため今回が初見です。 このメンバーの中に入ると高倉健さんも若手の部類なのですね。健さん扮する宮川健が佐久間良子さん演じるおとよに熱烈に告白するなんて見ごたえがありました。何と言っても晩年は寡黙で、女性に熱烈に恋心を告白するなんてシーンは見たことないですもの。 ですがこのおとよさん。どこに本心があるのだか良くわからないキャラクターです。 飛車角(鶴田浩二)の事が好きなのかと思いきや、飛車角が刑務所から出てきた時には宮川と一緒に会いに来たし。そうしたら宮川に気が変わって宮川の事が好きなのかと思いきや、宮川が奈良平(水島道太郎)のところに単身殴り込みに行って、殺された後には飛車角のところに行って飛車角の事を思い続けていたみたいな表現になっていましたし。 微妙に揺れ動く女心といえばそれまでですが、飛車角と宮川が彼女の事で思い悩んでいた割に、おとよはどっちつかずで二人がかわいそうだなと思ってしまいました。 宮川が元小金一家で飛車角の舎弟分だと分かったあとに娼婦になって客をとっているシーンなどありますが、自分を悲劇のヒロインにしたがる嫌な女に見えてしまいます。位を下げたみたいになってますが。元々は商売女で、そこから飛車角が助け出してくれたんですよね。 なので元々、そういう生活の方が身に合っているのかなと思ってしまいました。奈良平に見つかるまでは居酒屋にいたんだから、そういう店を選んでもいいのではと思います。 まぁその頃の縄張りが奈良平組が一体を仕切っていて、居酒屋などには勤められないとか、そういう背景があるのかなとは思いましたが。 吉良常の月形龍之介さん。いいおじさんなのですが、タンカを切るところなどはさすが、凄みがあります。

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